会計士の仕事っておそらく50%くらいはコミュニケーション。毎日、違うことが出来るのが監査の面白いところです!


第101回 USCPA CMレポート

海外での監査法人勤務!

実施日: 2013年12月22日(日)
【Guest】ユリさん USCPA

ゲスト紹介

第101回 USCPA CMレポート

日本の大学卒業後、23歳でオーストラリアに1年間、留学して以来ずっと海外で働きたいと考えていて、帰国後は外資系企業で通訳や経理業務を経験。

3社目の国際会計事務所に在籍中にUSCPAに合格し、現職のシンガポールの中堅監査法人から内定を取得。

2012年6月に渡星した。 現在はSenior Auditorとしてシンガポールの上場/非上場企業の監査業務(基本IFRSだけど時々USGAAPもあり)に従事。 150人中、日本人が自分1人というインターナショナルな会社で、世界14カ国から集まった同僚と楽しく仕事をしている。

USCPAのユリさんに質問

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

シンガポールを中心とした東南アジアの監査法人の仕事需要の状況はどのような感じですか?

今、アジアは凄く景気が良くて、シンガポールも良いんですけども、伸びているのはどちらかというと周辺国のタイとかインドネシアですね。シンガポールは既に成長し切っていて、ある意味、東京と同じレベルくらいまで来ています。

なので、どちらかと言うと発展途上であるタイとかインドネシア、それとマレーシアも良いです。 日本から来られる企業はシンガポールにハブを置いて、そこから子会社をタイとかインドネシアに作っている状況です。

シンガポールに日本の企業がとても増えていて、法務とか会計だとか、サービス業に関わる需要が増えているので、アジアに今、出られると言うのは良い時期だと思いますよ。

USCPAからIFRS業務へ対応する事は、そんなに障壁は無いのでしょうか?

USCPAとIFRSの違いはあまり感じないです。だいぶIFRS寄りではあるのですが。 私は一件、アメリカに上場している結構大きな企業の監査を担当しているんですが、その時に気をつけていることはImpairmentの戻しが効かないので、あまりImpairmentをしないように気をつけています。

シンガポールはUSCPAに合格(要ライセンス取得)していると2年間の実務経験と5日間のコースを受ける事でシンガポールCPAにコンバージョンが出来るんですね(注;2014年1月現在。今後変更があるかもしれません。)

なので、USCPAを持っていることはとてもプラスになりましたね。

海外の監査法人で活躍する為に、USCPA+αの知識、スキルとして要求される内容は何がありますか?

英語力ですね。皆さんの会社でも監査を受ける時って会計士の方とコミュニケーションを取ると思うんですが、会計士の仕事っておそらく50%くらいはコミュニケーションだと思うんですね。

クライアントの方とお話するパートナーとかシニアと話をして、何の問題もない事を説得するとか、コミュニケーションの力っていうのが試されるので、英語は大変です。

でも高い英語力を求められる分、会話の力はとても上がります。 一年半監査の世界にいたら、だいぶ話せるようになりましたし、勿論、英語の本を読んだり、映画を字幕なしで見たり、努力してはいますが、やっぱり海外に住むと英語がだんだんうまくなっていくと思いますね。

移転価格税制の仕事需要に関してもご存じであればお伺いしたいのですが。

移転価格に関しては凄く流行っていると思いますね。私の知り合いの台湾人の人がアビタスで合格した後、デロイト台湾に行って、今、TAXにいるんですが、仕事の80%くらいは移転価格税制だって言っていて、それは専門スキルなので、出来ると凄く良いんじゃないかと思います。

監査をやっていても移転価格税制の事は全くわからなくて、それはもうプロにお任せするしか無いんですね。TAXとAUDITはきっちり離れている分野なので、移転価格が出来ると強いんじゃないかと思います。

日本企業とシンガポール企業の待遇面や働き方の違いを教えて貰えますか?

出世は早いです。聞いた話ですが、日本の監査法人ではアシスタントが4年、シニアが4年、計8年働いてマネージャーになれるようですが、シンガポールだとアシスタント2年、シニア3年、計5年でマネージャーになるので、だいたい新卒で入ってきた子は28-9歳でマネージャーになって、自分でポートフォリオを持って、という感じです。

それと日本の監査法人は上場企業の担当が多いと思うんですけども、シンガポールは全企業が監査対象になるので、物凄く小さな会社も監査します。

社員がいないとか、売上がゼロとか、そういう会社も監査します。 なので、マネージャーになるとポートフォリオはだいたい40社くらい持っていて、それは日本に較べると凄く多いんですね。

だから、同時進行でいろんな仕事をジャグリングする力っていうのは監査法人で働いていると必要になってくるんじゃないかと思います。 あとは私は女性なので感じるんですが、女性が出世しやすいです。

あまり男性と女性の違いがないので、女性のシニアマネージャーもいますし、マネージャーもいますし、お子さんが居る方もいます。

向こうはナニーと言って、お手伝いさんを雇う制度が一般化しているので、子供が産まれた方はナニーを雇って、会社で働いている方が多いですね。

1年の流れは、12月に締まるので、1月がピークで、シンガポールの上場企業の監査期限が2月末なので、そこまでは皆、大変な思いして仕事をして、そこを越えると上場企業が終わるので、3月は忙しいけど、、という感じで。

4月末になると忙しい時期が終わります。 そして、10月くらいからはプランニングの仕事が始まるのとインタリムと言って先に監査できるアカウンティングアイテムを先に監査しちゃうんですね。そうするとまた忙しくなってきて、ピークに向かっていく感じです。

ちなみに今は12月末なので、忙しくなる前の最後のホリデーという感じですね(笑) なので、今、みんな、国に帰っているので、うちのファームには人がいませんよ(笑)

日本人であることの強みや期待されていることは何だと思いますか?

監査法人はどのファームでもひとつはジャパンデスクが欲しいと思っているんだと思いますね。だから、日本人が一人いる状態を作っておきたいと思っていると思います。 それが監査もそうだけど、TAXだとかAccountingとかの方も結局、日本人クライアントが絡むと日本人の担当が欲しくなるので、そういう意味では日本人であるという事だけでシンガポールではそれなりの差別化が図れて良いと思います。

シンガポールでは海外投資の中のおよそ8%が日本からの投資になっているんですね。

どのようにシンガポールの監査法人で内定を獲得されたのですか?

日本の会計事務所で働きながら、USCPAに合格した時に、シンガポールと香港を中心に就職活動を始め、今の監査法人の内定を頂きました。会計事務所での経験とUSCPAの資格を持っているという事が評価して貰えて、今の監査法人でもジャパンデスクを立ち上げて、日本の顧客を増やしたいと思っている時期だったので、たまたまタイミングが合って、採用になったという流れです。

私は中堅の監査法人ですが、私の知り合いで同じようにUSCPAの合格後にBig4で全く同じ形の内定を貰った子がいるんですが、その子はジャパンデスクは関係なしに監査で入ったそうです。

海外で会計関連の仕事に就くにあたって国内で準備しておいたほうが良い事はありますか?

日本で会計経験を積む事だと思います。私は通訳の仕事をやっていた時、経理の仕事に興味があったんですが、経理って経理経験がないとなかなか入っていくのは難しくて、ちょっとずつ、まず簿記3級を取って、2級を取って、その会社で経理の仕事を手伝わせて下さいってお願いをして、少しずつ経理の仕事を任せて貰うようになりました。

そうやってちょっとずつちょっとずつ広げていった感じでしたね。 会計事務所で雇ってもらえたのは、本当にラッキーでした。

会計事務所で会計の仕事をするという事は経理として経理の仕事をする事とちょっと違って、色々な会社を見る必要があるんですね。

その色々な会社を見るということが今の監査でやっていく時の色々な会社を見るという事に近かったのかな、と思います。そういった意味でも非常に意義のある経験でしたね。

USCPAを目指したきっかけは何ですか?

海外で働こうと思っていて、私はその頃、オーストラリアのPRを狙っていたんですよね。オーストラリアにしばらく住んでいた時に皆、狙っている子が多かったんです。 オーストラリアのPRはポイント制で、会計の経験があると60ポイントとか大きなポイントを頂けるんですよ。

シンガポールはPRが比較的簡単に取れます。おそらく2年くらい働ければ取れるはずですね。

ただ最近の傾向ですが、今、シンガポールは外国人の数をちょっとずつ減らそうとしているようで、ちょっとずつ厳しくはなっていますね。

今後どのようなキャリアを目指してますか?

私はMBAに行きたいなと思っているんですね。 マネージャーになったら、MBAか会計士の為の会計プログラムみたいなものがアメリカでマスターであると聞いたので、勉強しなおした後にもう一度、監査法人に戻っても良いかなと思っています。でも、監査は凄く面白いです。 色々な会社の人に会えるし、何でも聞けるし、「なんで儲かってないんですか?」なんて普通、お客さんに聞けないじゃないですか(笑)

何でも聞けるし、何でも教えて貰えるし、特にシニアになってから、本当に色々なことが聞けるようになって、本当にそういうところが好きですね。

あと監査の仕事って世界共通で、だいたいどこの国でも同じなので、どこへでも移れるし、アメリカからインターンで来ている子とか、南アフリカから来ている子とか、そのまま働いているんですね。

それが好きで、世界のどこにいても働ける人間になりたかったんですよね。日本人であるという事が関係のないところで働きたかったんです。 そういう意味において、監査をやっていて、とても良かったな、と思っています。

監査の仕事って、色々な会社が見られるじゃないですか。 今日は半導体の会社に行って、部品を1000個とか数えていたのに次の日は不動産の企業に行って、ビルを見に行ったり、毎日、違うことが出来るのが監査の面白いところなので、やればやるほど勉強になります。

だから、しばらくは監査をやりたいなと思ってます。

普段は内勤よりも外出することが多いんですか?

そうですね。ピークシーズンはそんな感じで、出来れば会社には戻りたくないです。。会社に戻るとシニアとかマネージャーがやってきて、色々と話をされて、今のフィールドワークが進まなくなってしまうので、なるべく帰らず、という感じで(笑)外が多いですね。

シンガポールで働く上で、ほかの国にはないメリット・デメリットを教えて貰えますか。

国としていい時期ですよね。すごく綺麗だし、ビルもバンバン建っていますし、景気が良いってこういうことなんだな、と日々、肌で感じています。

先日、アビタスで勉強していた時の知り合いが遊びに来たんですが、「エキサイティングな雰囲気が漂っている」って言っていて、スピードの早さとか活気とか感じるんだと思いますね。

シンガポールのそういうところが大好きです。

日本人も多いですし、日本食の店もいっぱいあるので、日本が恋しくなる事もないです。日本との時差も無くて、7時間くらいで帰れるので近いですよね。

あとマルチナショナルで色々な国の人がいるので、今、シンガポールって一番色々な国の人が来ていると思うので、面白いなと思います。 あとアジアの旅行に行きやすいですね。

2時間位でタイとか、4時間でネパールとか、そういうところも良いです。

デメリットは国が小さいところですかね。 23区くらいの大きさしか無いので、だいたい行き尽くしました(笑)

あとさっき話したPRが取りづらくなってきたことですかね。これから今よりも取りやすくなることは無いと思うので、現状維持か難しくなるか、ですよね。

だからシンガポールは早めが良いかなと思います。 どんな好況もずっと続く事は無いと思うので、今の時期に来るのが良いと思います。

そういう状況だとサラリーに較べて生活費が非常に高かったり、世界中から人が集まってくるのであれば、競争が激しいのかな、と。日本人の場合、英語の面でどうかと思うんですが。

物価はちょっと高くて、日本から来ているとそんなに感じない気がします。だいたい日本の7-80%くらいです。日本よりもより高いのは不動産と車ですね。 車は持つだけで200万円くらいの登録料を支払うことになるんです。

だから、シンガポールで車を持つのは、かなりのステータスになるし、シンガポールで車を持っている人は超お金持ちなので、走っている車は高級車ばかりですね。

でも、シンガポールから出て行く人も多くて、出たり入ったりで、過密状態とは感じないです。 どちらかと言うとやっぱり人手不足ですね。

シンガポールは国の統制が強くて国の8割近くが国営の住宅に住んでいるって聞いていたのですが。

そうですね。今、仰って頂いた通り、国民の8-90%はHDBと言う、国営の団地に住んでいて、残りはコンドミニアムと言って、ちょっと駅から離れていて、高級で、プールとかテニスコートが付いているところに住んでいます。一人用のアパートというのは基本的にはなくて、3ベッドルームのアパートがあって、だいたい外国人は誰かとシェアして住んでいます。

統制という意味では、中国的なわかりやすい統制ではないんですが、感じることがあります。 シンガポールってずっと一党独裁体制なんですね。でもうまく機能しているので、あまり変なことをしないんですよ。賄賂も全くないし、国として上手く行っているので、あまり不満を感じていないです。

統制を感じるという意味では罰金が多いですね。 図書館の返却を忘れたら罰金とか、地下鉄でものを食べたら罰金とか、斜め横断したら罰金なんて感じで。ただふだんは殆ど感じないです。

クライアントに日本の会社が多いということですが、日本の企業の対応をする際、日本の会計とか、税制とか簿記とかわかっていたほうが良いのでしょうか?

想像していたものよりかは必要なかったというのが正直な印象です。まずそれは私がローカルな会社を中心にやっているので、必要にならないというのがひとつと、2つ目は私が日本絡みでやっているのが、シンガポールにホールディングスがあって、日本に不動産投資をやっている会社なのですが、その時は専門的なTAXの知識が必要になって、その時は今の会社の日本事業部のTAXの方に応援を頼みました。

だからちょっとかじっているくらいだと太刀打ち出来ないことのほうが多いので、必要になった時に応援を頼める感じですね。

自分一人で解決することはまず無いです。

香港とか見られましたか?違いとかはどうでしょうか?

実は香港に行ったことがないのですが、印象では似ていると思いますね。 ビジネスシティーで移民が多くて、活気があって、という感じですよね。話を聞く限りだとより中国に近いということですね。なので、中国関連の案件が多いようで、中国語とか中国に興味がある方は香港が良いかと思います。 それに対して、シンガポールは東南アジアに強いのでそちらに興味がある方はシンガポールですかね。

あと香港は活気がある状態になってから長いので、安定しているかもしれません。

日本の監査法人で経験を積んでから海外に行く方はいらっしゃいますか?

良くお会いする方はBig4の方で駐在でいらっしゃっています。そういう方は多いですね。監査の経験はどこの国に行っても通用するので、日本で監査をやってから海外に行くというのは良いと思います。

ただ先程も言ったように海外のほうが極端に出世が早いので、合格後、まず海外を考えてみるというのが良いと思いますね。

経理経験4年だとひと通り、こなせるという感じだったのでしょうか?

私がいた会社は小さかったんですが、不動産投資信託の運営会社だったんですね。なので、派生する業務が経理の計上と引当金くらいしか無かったから、そういう意味では凄く初歩的でした。 だから会計事務所で働けたのはすごくラッキーで、感謝していますね。

経理の経験はあったほうが良いかなと思います。経理の人と話す機会が多いので、監査法人に入る前に経理をやっておくと良いんじゃないかと思いますし、私は経理をやっておいて良かったと思っています。

作る作業と見る作業は違うようで同じ事なので、一回作る作業をするとまた気持ちも違う気がしますね。

MBAをアメリカで取得したいという話がありましたが、シンガポールにも国立大学あって、MBAが取れると思うんですが、仕事をしながら、シンガポールでMBAをという選択はお考えではないですか。

シンガポールのMBAは凄くレベルが高いんですよね。世界のMBAランキングでも20位とか30位に入っていると思います。 勿論、監査しながら、MBAに通うことも考えたんですが、諦めましたね。

業務量を考えると無理ですね。。仕事が9-17時で終われば、可能だとは思うんですが。。

もし私がMBAを同時進行でやろうと思ったら、一度、TaxかAccountingへの転籍を希望すると思います。そちらであれば、ある程度、時間が区切られていてスケジュールが読めるので、それでMBAをやって、もう一度、監査に戻るというのも有りかな、と思っていました。

それとMBAをやるんであれば、アメリカのトップ10が良いと思っていて、それが夢なんです。 難しいとは思うんですが、チャレンジしたいと思っています。

監査から他に移った方は、監査のイメージをどのようにおっしゃいますか?

それは、、皆、苦しいと思うみたいですね。他に行くと仕事の量が減るので、子育てをされる方とか、他の勉強をするとか、時間を作れるので、楽になるというわけではないですが、ゆったり出来るのではないかと思います。

でも、監査法人から事業会社に行って、ファイナンスマネージャーとか経理をやる人がいますが、そういう人が帰ってくる場合がありますね。

おそらく、ひとつの会社を見続けると言う事が物足りなくなってくるんだと思うんですよ。

一年間のルーティンの中での繰り返しなので、、成長戦略を見るという長期的なやりがいはありますけども、監査をやるといろいろな会社をちょっとずつ見られて、監査がひとつ終わる頃にはその会社の全体的なことが結構分かるんですよね。

そこが面白いからそういうことを求めて帰ってくる方が居るんだと思います。 監査はAlways welcomeです(笑)常に人が足りないので、戻って来たいなら、いつでも戻って来なよ、という感じですね。

監査をやる人はどういう人が向いているとかありますか?

ざっくりした人が良いと思います。ひとつに細かい事を気にしない、ストレス耐性が強いということですかね。 ふたつめは、体力があると良いですね。

私は毎日、8時間寝ないとダメなんですけども、、寝なくても大事な人っているじゃないですか、3時間だけ寝られれば良いという人とかは監査は天職ですよね(笑)。

あと正義感があるというのが大事ですね。隠そうと思えば、いくらでも隠せるので。 何か帳簿上の問題が見つかった時にきちんと上に持って行くんですが、誰も喜ばないんですよね。

パートナーは仕事が増えるし、クライアントは隠して欲しいし、そこをきちんと指摘をするというのは、やはり正義感が必要なんですよ。 あとはさっきも話しましたが、その後のキャリアでいろんな事をしたいことですかね。

コンサル、TAX、会計などの選択肢が増えるので、一生じゃなくても4-5年やると良いと思います。

4-5年やれば経験として認められるんでしょうか?

と言われていますね。5年やるとマネージャーなので、マネージャーになれば、だいたいのことはわかっているし、世間的にも監査のマネージャーであれば、ある程度、次のキャリアは自由に選べると思います。

シンガポールだと日本に較べて給料はどうなのでしょうか?

少し下がりますね。 物価が全て日本の80%くらいなんです。だから、給料も80%くらいです。 でも、昇進が早いので、昇給するんですよね。

エージェントはどのようなところを使ったのでしょうか?

「シンガポール・人材会社・日系」で検索をして、出て来たところに全て連絡をして、履歴書を送って、面接をしてもらいました。8社くらいですかね。 結局、今のところは、日本の外資系に強いところが見つけてきてくれて、採用が決まりました。 だから、他の国でも同じようにやれば良いと思います。

監査法人の大小の話で、小さいほうは人が少なくて、任される仕事の量とか責任の範疇が広いとかありますか?

小さいほうがもしかしたら、忙しくないかもしれないですね。仕事を任されるのが早いのは、Big4も中堅も零細も皆、同じです。 仕事のチャンス的な意味では、何の変わりも無いので、皆、Big4に行きたがるんだと思います。

同じ待遇、同じワーキング時間だったら、名前を知られているところのほうが良いですよね。

監査法人に転職する際にUSCPAと会計の経験があったほうが、、という話がありましたが、銀行に勤務していたというのは考慮に入ったりしますか?

銀行は凄く良いと思いますね。でも、金融監査に行くことをお勧めしますよ。

銀行の方が監査法人にくるってそれほど無いんですよね。
そういった意味でも良いと思いますし、Big4が良いかもしれないですね。

小さい監査法人だと金融監査ってないんです。

勉強している時、モチベーションの維持はどうされていましたか?

凄い大きな夢を描いて、そこに向かって突進する過程でUSCPAが必要になれば、それがとても良いモチベーションになるのではないでしょうか。どんな夢もちょっとずつ小さなはしごを掛けて行くとそこに辿り着くな、とこの数年で実感したんですね。

自分がやってきたことは一切無駄にならないし、知識は力なので、海外に出ても、勉強することは身を助けると思います。

U.S.CPAは日本でそれほど認知されていないのが不思議なんですけども、海外に行くとその国のCPAと同じくらいの意味を持ちますし、監査法人でもCPAを持っている人が少ないんですね。

皆、仕事をしながら、勉強していて、忙しいから、なかなか受からないんですよね。 あとは勉強仲間を作ることをおすすめします。

きっと勉強中、一緒に情報交換が出来て、合格まで頑張っていける仲間がいるとモチベーションも維持できるので、とても良いと思います。

私は本当にU.S.CPAを勉強して良かったって思っていますし、本当に良い資格だと思うので、皆さんに合格して欲しいです。頑張って下さい!


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