会計監査をしていませんが、USCPAの知識は全て間接的に役立っている


第153回 USCPA CMレポート  ~Big4での官公庁向けアドバイザリー業務特集!

実施日: 2019年3月30日(土)

【Guest】 TAさん

USCPAゲスト紹介

TAさん (男性) USCPA


海外インフラ、政府開発援助(ODA)を得意とする開発コンサル会社へ入社し、営業部に所属。専門性を持ったコンサルタントになりたいと思い、Abitus(通信)に入学。
Abitus受講開始から約2年間で全科目合格、2017年1月に監査法人に転職。
現職では、官公庁向けアドバイザリーチームに所属し、官公庁に対してアドバイザリー業務を行っている。
今携わっている仕事は、ODA、インフラ輸出、PFI・コンセッション

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Q&A

まずは今のお仕事までの略歴を教えていただけますか。

現在、監査法人のパブリックセクター本部で、ODA、インフラ輸出、PFIの仕事をしています。

新卒で入社したのはODAを専門でやっている開発コンサル会社でした。そこでは営業部所属でしたが、仕事をしていく中で営業として海外の仕事に携わるよりは、コンサルタントとして仕事をしたいと考えるようになりました。

コンサルタントになるには専門性が必要だと感じていたので、自分が今からでも取れる出来るだけ難易度の高い資格は何かと考えたとき、英語が得意だったのと、ちょうど簿記2級を新入社員の時に取っていたので、USCPAかなと思い、まずBATICのコントローラーを取って、その後、アビタスに入校しました。

アビタスに入校してから大体2年ぐらいで4科目合格ができました。そのタイミングに合わせて、監査法人を中心に転職活動を行ない、現職に内定をもらいました。
監査法人入社後、最初はODAの仕事とインフラ輸出のアドバイザー業務を1年ぐらいしていました。同じパブリックセクター本部の中にPFIチームもあったので、そのチームから声をかけていただいて今はPFIの仕事もやっています。

仕事の内容についても聞かせていただけますか?

仕事の内容は、JICAや経産省、厚労省、国交省といった官公庁に対して企画提案のようなことをしています。仕事が取れたらその案件にアサインして、調査の計画からデリバリー、報告書作成、、、というのがプロジェクトの大まかな流れです。

具体的にはどのようなプロジェクトがありましたか?

私が携わった業務で、いくつかご紹介しますと、会計関連ではベトナムにIFRSを導入するというプロジェクトがありました。ベトナム政府ではIFRSを導入しようと考えていたのですが、その導入にあたってどのような検討課題があり得るのか、日本がIFRSを導入した際の経験を活用、整理してベトナム政府に対して助言をするという業務です。

今ご説明したプロジェクトほどは会計関連ではありませんが、他には、例えばJICAの中小企業支援のモニタリング業務がありました。

JICAでは6-7年ほど前から中小企業に対しての海外展開支援をされているのですが、これまでのJICAの中小企業向けの支援を振り返って提言や教訓をまとめるといったプロジェクトした。このプロジェクトでは、過去5年間でJICAの支援対象となった中小企業が、今も海外展開を続けているか、なぜ続けられているのか、なぜ続けられていないのか、についてインタビュー形式で調査をさせて頂き、教訓や提言をまとめました。

PFIの仕事では、いわゆる、コンセッションの導入のためのプロジェクトに携わっています。コンセッションとは、ざっくり言うと、インフラの所有権を国や自治体といった公共(官)が保有し、他方、インフラの運営権を民間企業のノウハウを活かして民間企業が取得し、運営するPFIの一つのスキームのことです。

PFIの仕事も官側のアドバイザーになるケースと、民側のアドバイザーになるケースがありますが、私が今担当しているのは後者で、コンセッションをすることによって民間のノウハウが入るので、今まで公営でやっていた事業よりは何かしらプラス(売上の増加や費用の低下)になると思うのですが、そのプラス部分が財務的にどれぐらいの数値になるかについて、シミュレーション、レビューをしています。

USCPAとして今の仕事に役立ったことはありますか?

私の場合、会計士として会計監査をしていませんが、USCPAの知識は、全て間接的に役立っていると思います。会計知識は、ビジネスの基本的な知識なので。

同じチームにはどういう方がいらっしゃいますか?

私のチームは監査法人の中では独特なのではないかと思います。監査だったらほぼ100%が、日本会計士やUSCPAかと思いますが、私の所属するパブリックセクター本部は日本の会計士とUSCPA以外の方も5割くらい入るのではないかと思います。また、転職組が非常に多く、他のBig4、総研、経営コンサル、開発コンサル、官僚、もちろん事業会社の方々もたくさんいます。

年齢的にはどのような感じですか?

年代構成と言うと、監査法人はどこもそうなのかもしれませんが、パートナークラスの人がいてその方は40代後半か50代前半で、シニマネ・マネジャーが30代・40代で、スタッフでシニアが20代と30代前半ぐらいかと思います。

出向する方、あるいは出向してくる方も多い環境なのでしょうか。

パブリックセクター本部の場合、出向するケースは時々聞きますが、こちら側に出向されてくるケースはあまり知りません。我々の場合はパブリックセクターなので官公庁に出向するという感じですかね。また、もちろん、どのBig4も同じだと思いますが、海外の系列グループ内への出向はよくありますよ。

インフラ関係が主な感じですか。

インフラという意味では私の業務のほとんどがインフラ関係です。ただ、セクターはバラバラです。何か1つのセクターに特化しているのは本当はいいのかしれないかなと思いつつも、目の前にある仕事が結果的にそうなっていなくて、色々なセクターの仕事をしています。先程、紹介できなかったのですが、昨年度はディフェンスの仕事をやっていましたし、今はヘルスケア関連の仕事もしています。これらセクターは違いますが、どのように日系企業が海外に進出できるのか、といった点は共通していますね。

先ほど紹介いただいたPFIの仕事も、海外の仕事ですか。

PFIについては国内です。ただ今後海外で日本のPFIの知見は有用であると考えています。

たまには国内の仕事もされるのですか?

そうですね。

グループ内の海外事務所に勤務されている方と、チームを組んで一緒にやったりすることも多いのですか?

はい。むしろBig4の強みはそこにあると思っていて、世界百何十カ国に事務所があって、そこで会計監査・アドバイザリー業務をしているというのは、他の会社ではない強みだと思っています。このネットワークをどう活かしていけるかが、我々に課されたミッションなのかなと思っています。

今は何人くらいの規模ですか。

パブリックセクター本部で、多分100人ぐらいいるのではないでしょうか。東京・大阪・名古屋に事務所があって東京が一番大きいのですが、東京だけで6-70人程度いそうな感じで、私のチーム自体は15人ぐらいですね。

USCPAで投資した分は回収できているような実感はありますか。

それは全然できていると思いますね。特に精神面での充実が大きいと感じています。

今の仕事の後のキャリアはどう考えられていますか。

今後のキャリアは悩ましくて、海外の仕事をずっとやってきて今後もやっていきたいなと思っています。他方で、私はまだまだ専門性が弱いと思っているので、今後はPFI業務などを通じてさらに専門性をつけていきたいなと思っています。

是非、合格目指して頑張ってください。ありがとうございました。

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