2回の転職で、2回のキャリアチェンジ。女性の私が、USCPAをとった理由。



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第60回コネクションミーティング

開催日:4月21日(土)12:00-14:00

【Guest】あだ名 Hiroさん(女性) USCPA

まずはゲストの自己紹介から。

新卒で大手商社の子会社に就職。発電関係の機械の輸出を扱う専門商社で、主に中南米の発電所建設のプロジェクトを担当した。具体的な仕事内容は、現地に設立した法人の管理を行なっていた。約3年在籍した。

仕事内容は面白かったが、大手商社の子会社と言うこともあり、仕事は上から降ってくる感じで、親会社の指示に従って動くのが何となくやり甲斐に欠けるところがあった。そこで、仕事を作るところから携われるような仕事を求めてマーケティングの仕事に転職した。

転職先はソフトウエアの会社で、アメリカのソフトを日本でライセンス販売するチームに所属した。仕事内容も企業文化もガラッと違う環境になって、ものすごいカルチャーショックを感じた。

また、入社半年後には、そのアメリカのソフトメーカーが独自に日本で直販する事になり、ライセンス契約が消滅。更に売上が激減していく最中にリーマン・ショック勃発。いきなり会社存続の危機に直面することになった。

『早く転職しないと自分の身も危うい』という切迫感を感じながら、勉強開始。でもマーケティングの仕事が激務で、最初の半年はあまり勉強が進まなかった。しかしその後管理部門に異動になって時間的な余裕ができ、そこから約1年間必死に勉強して合格することができた。

合格後、転職活動を開始して今の会社(外資系格付会社)に転職した。日本の金融機関の格付関連業務を担当している。勤務地は東京だが、所属しているチームはグローバルチームで、上司はロンドンにいる。

専門商社→ソフトウエア会社→各付け会社 といった転職をしています。

以下、Q&Aです。

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

格付け関連業務で、どんなことをやっているのか、具体的に教えてもらえますか?

会計的なデータの整備が主な仕事です。各金融機関の財務諸表はもちろん日本基準で作られているんですが、今の会社は外資系なので分析ツールなどは全てIFRSやUSGAAP用に作られているんです。なのでそれにフィットするようなデータに生成しなおしてシステムに入れたりしています。

また、アナリストが求めるデータを随時作成するような仕事もあります。仕事の殆どは、自己資本のデータや会計データをまとめる仕事です。

格付けの元となるデータって、公表されている財務諸表ですよね。他に入手して分析するデータってあるんですか?

はい。発行元(格付の対象となる会社)から内部の情報をもらって、それを元にデータを作成したりもします。

どんな会社をどれくらい担当しているんですか?

都銀、地銀、保険、消費者金融などで、全部で約40社くらい担当しています。

格付けは、高くしていて何か事故が起こると大変だから、なるべく低く下げようっていうバイアスがあったりするものなんですか?

そうでもないです。今は世界中でだいたい統一された結果が出るような分析手法が決まっていて『この手法に基づくとこういう結果になります』というスタンスで格付けされているので、あまりバイアスは無いと思います。

その世界で統一された分析手法をするために、JGAAPを調整しないとなんですね。

そうなんです。日本は“全てが日本語”であったり“JGAAP”であったり、やはり世界から見ると特殊なんです。その特殊なものを世界基準の分析手法に合わせるのでそこで結構苦労しています。

社内にはどんなバックグラウンドの人が多いですか?

金融機関の格付を担当しているアナリストは、やはり金融機関出身の人が多いです。審査部とかの出身の方が多いと思います。事業会社の格付の方には事業会社出身の人もいます。私のチームはアナリストではなく会計データを扱う仕事なので会計系の人が多いです。

MBAとかPh.DとかCPAとか持っている人が多いですか?

アナリストの人達はCFAを持っている人が多いです。他には海外でMBAを持っていたりする人もいます。私のチームは会計系なのでCPAが多いです。香港の人も韓国の人もUSCPAを持っています。

日本オフィスにはCPAは他にいないんですか?

もう一人います。その人は監査法人から転職してきた人で、日本基準についてもかなり詳しい知識を持っているので、色々教えてもらって助かっています。

CPAだという事で良い面はありますか?

私は経理すら未経験だったので、CPAがなかったら採用されていなかったと思います。また、アナリストなどのファイナンス系の人達は意外と会計には詳しくない人が多いので、CPAだというだけで『おおぉ~!』という感じになります。

逆に悪い面はありますか?

はい。あります。みんな『CPAなら何でも知っている』と思っているので、物凄く細かい日本基準との相違点などを『当然知ってるでしょ?』というノリで聞いてきます。でも私は日本基準についてはわからない事が多いので、その対応が結構大変です。なので今は独学で日本基準の勉強をしたりしています。

英語の使用頻度はどんな感じですか?

オフィス内はほとんど日本人なので日本語です。ただチームはグローバルチームで上司はロンドンなので、仕事上のEメールは殆ど英語です。また週単位で電話会議をするのでその時は英語です。

みなさん、英語はバリバリな感じですか?

いや、それがそうでもないんです。外資系だからネイティブな人ばかりなのかと思っていたんですが、結構みんな一生懸命英語を話している感じです。もちろんコミュニケーションはできていますが、コンプレックスを持ちながらも一生懸命英語で話している感じの人が多いです。

 転職活動の事について教えてください。どうして今の仕事を選んだのですか?

実を言うとあまり業界や職種を絞らないで、幅広く転職活動していたんです。色々受けていく中で『今度は会社の中じゃなくて、外から色んな会社を見れる仕事もいいかもしれない』と思うようになりました。格付会社の仕事なら多くの会社を見ることができる気がしたので興味を惹かれました。あと、外資系だしカッコ良さそうという気持ちもありました。

 実際、外資系企業に入ってみてどうですか?

やはりカルチャーは全然日本企業と違います。性別や年次なども全然関係なくてオープンです。一方人の入れ替わりも結構あって、結果を出せないとクビになることも普通にあるのでプレッシャーもあります。

 ロンドンにいる上司に評価されるのって、難しくないですか?

そうなんです。やはり外資系なのでアピールしていかないといけないとは思うんですが、私は目の前の仕事を黙々とやるタイプなので、アピールは難しいですね。

 評価はどういう基準でされるんですか? 営業とかなら数字で評価されると思うんですが、分析業務だとどんな評価なんですか?

やはり数字 というか量が評価されます。たくさんの数の分析をこなしたとか、そういう数字に見える実績が評価されやすいです。

 キャリア全体について質問させてください。Hiroさんは2度の転職で2回ともキャリアチェンジされていますが、キャリアチェンジって大変じゃなかったですか?

はい。大変でした。特に最初の転職でマーケ畑にキャリアチェンジした時が大変でした。『そんなことも知らないの?』と言われたこともあったし、前職での経験が全く通用しない世界だったので苦労しました。

前職は大手のグループ会社だったので、凄くのんびりしていて、仕事は親会社から来るのでそれをいかにきちんと管理するかという事に頭を使う仕事でした。でもマーケは『いかに仕事を作るか』という発想なので考え方が全然違いました。また、ちょっとした変化であっという間に会社の経営が厳しくなったりするのも今までは考えたこともありませんでした。

でも、ビジネスって普通はこうなんだよな っていうのがこの会社で身を持って感じることができたので、それは良かったと思っています。

 今の仕事にキャリアチェンジしてみた感想はどうですか?

2年経って感じたのですが、やっぱり外から色んな会社を見る場合、そんなに深くは見れないものなんだなというのを感じました。薄くたくさん見ることによって、世の中のトレンドなどが身近に感じられるのは良い点ですが、私はもっと1社について深く見たいタイプなのかもしれないな と思うようになりました。

 とすると、今後はどんなキャリアを考えていますか?

まだわかりませんが、最終的には事業会社に入ってじっくりと中から仕事をするのが合っているような気がしています。その際には、今度は“本社”に入りたいです。最初の商社も今の格付会社も、親会社を持つ子会社なので、(例えそれがベストじゃなくても)本社の言う通りに従わないといけない部分があるんです。でも本社であればそういうのがないと思うので、その方が楽しく仕事ができるのかな と思っています。

以上です。その他、CPA受験時代のことや、新卒での就職活動、キャリアチェンジの苦労話など、色々と話して頂きました。ゲストのHiroさん、ありがとうございました。

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