アパレルから外資経理職へ。28歳でキャリアチャンジをしようと決めました。



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第55回MTGレポート

3月17日(土)12:00-14:00

【Guest】 あだ名 Leeさん(女性) USCPA

まずはゲストの自己紹介から。

大学時代(経済学部)に、『東京コレクション』を見てアパレル業界への憧れを持った。なんとかアパレルの世界に入りたいと思い、大学時代にダブルスクールでデザイン学校に通った。就活の時、技術職でアパレル業界に入ることはできなかったが、まずは営業職としてアパレル会社に就職した。

働き始めて、少しづつ技術職に入っていって、最終的にはパタンナー(型紙を引く専門職)になった。憧れていた仕事が現実となりとてもやり甲斐があった。

パタンナーの仕事はやり甲斐があったが、とても過酷な環境で、仕事オンリーの人生になってしまっている事に28歳くらいの時に気がついた。そんな中、同じ境遇の人達がビジネス系にキャリアチェンジしていくのを見て、自分もそっちへのキャリアチェンジを考え始めた。

学生時代に簿記の勉強をしていた事があったので、まずは派遣で経理の仕事をすることにした。派遣先は大企業で、そこで基本的な業務をしっかりと覚えることができた。

FARに合格した段階で転職活動を開始。アビタスのキャリアセンターに紹介してもらった今の会社(米上場企業)の経理部に入った。働き出して1年くらいの間に残りの3科目も合格した。

以下、Q&Aです。

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

憧れていたアパレルの仕事から完全に離れてしまうのは抵抗があったと思いますが、どうでしたか?

自分の中ではひと通り目指していた事ができたという達成感があったんです。その時に冷静になって周りを見てみたら、これをずっとやり続けるのは難しいと思うようになりました。仕事が大変だったので、自分にあるのはやり甲斐だけで、お金も時間もない感じだったんです。

その頃のやり甲斐と比べて、今の経理の仕事どうですか?

こんな事を言うと誤解を招くかもしれませんが、実は今の仕事というか経理の仕事に関して、私はそんなにやり甲斐は求めていないんです。

今後も安定的に仕事をすることができて、例えば出産した後もちゃんと仕事をできるような、そういう着実なスキルを付けることを求めています。前はやり甲斐だけで他は何もない感じでしたが、今はやり甲斐はそれほど求めないけど、お金とか自分の人生の時間とかを得ることができています。私は今後バリバリ頑張ってキャリアアップしていくというつもりではなくて、安定して良い仕事をしていきたいという感じなんです。

派遣で経理の仕事を始めた時は、畑違いなので大変じゃなかったですか?

当時はまだ簿記の資格も持っていなくて、実はエクセルも殆ど使えない状態でした。でも大企業だったので一から教えてもらうことができたし、仕事の進め方というかルールがしっかりしていたのであまり苦労なく経理の仕事を学んでいくことができました。派遣で経理の仕事を覚えながら、簿記3級→2級と取得しました。

外資の経理に入った時は即戦力採用だっと思いますが、入った直後は大変でしたか?

派遣の時大企業できっちりとした経理をやっていたので、転職してユルい経理をやる事になって「え?こんな感じでいいの?」という戸惑いがありました。私が入社した時はまだ日本法人が小さかったので、経理業務のルールなどがまったく整備されていなかったんです。

日本企業と外資系でそんなに違うんですか?

日本企業と外資というよりも、会社の規模の問題だと思います。大企業は誰がやっても同じ仕事ができるように、全てルールが決まっています。考えたり迷ったりする余地がありません。一方規模が小さな企業は何も決まっていないのでその時々で判断して処理していく事になります。私は最初に大企業で経理業務の“あるべき姿”を見ることができたので、それがとても役立ちました。

自分の判断で仕事を進めていくのと、ルールに従って仕事をしていくの、どっちがいいですか?

私は結構安定志向なので、ルールに従ってルーティンの仕事をしていくのが実は好きなんです。今の職場もスタッフが増えて色々ルールが整備されてきたので、かなりやりやすくなってきました。

入社した時と現在で、スタッフ数はどれくらい増えましたか?

入社した時、経理はManagerと私の二人でした。今は下に2人のスタッフが加わっています。社員数で言うと入社時は22名。今は100人くらいになっていると思います。

経理を4人で回すのは大変だと思いますが、どういう役割分担ですか?

2人のスタッフはそれぞれAP担当とAR担当で、消し込みなどをしています。私とManagerがGL担当です。Closingの後は毎月米国本社にレポーティングを行います。

ソフトは何を使っていますか?

オラクルです。今はまだ日本にIT担当がいないので、ソフトに不具合があると米国の担当者に連絡をとらなくてはいけなくて、そこはちょっと大変です。

忙しさ的にはどうですか?

Closingの時は残業しますが、普段は定時で帰れています。1日8時間勤務のフレックスで、かなり自分の時間を持つことができています。

休暇は取りやすいですか?

はい。取りやすいです。今の経理の仕事はどのタイミングで何をやらないといけないかというのが決まっているので、自分で仕事をコントロールすることができます。勤務時間も休暇もそれに合わせて仕事をコントロールできるので働きやすいです。

働きながらのUSCPA受験は大変でしたか?

勉強は大変でしたが、環境は良かったです。上司であるManagerがUSCPAだったのもあって、とても理解がありましたし、定時であがれる環境だったので勉強時間も取ることができました。入社してから1科目づつ受験に行って3科目合格しました。

勉強中はどんなスケジュールで勉強していましたか?

6時に仕事を終えてから、9時までアビタスの自習室で勉強していました。また、朝早起きして一時間勉強するようになってからはリズムが生まれて勉強がかなり進むようになりました。

モティベーションはどうやって維持していましたか?

私は始めたことは最後までやらないと気が済まない性格なので、途中で止めるという選択肢はなかったんです。となると合格しないと終わることができないので、「早く終わりにしたい」というのがモティベーションになっていました。

自習室の利用は良かったですか?

はい。とっても良かったです。友達ができたのでみんなで情報交換しながら一緒に勉強に取り組むことができました。モティベーションも維持できるし、みんなで頑張っている感じがとても楽しかったです。

勉強方法はどんな感じでしたか?

アビタスのテキストしか使っていないんですが、私は特にテキストを重点的に勉強しました。テキストの隅々まで理解して憶えるようにしていて、それができた時に合格しました。Written communicationも結構勉強しました。自分で書くことで知識を再認識することができて、とても良かったです。

転職活動は苦労されましたか?

リーマンショック後だったので、そんなに求人は多くなく、色々応募しましたが書類選考を通ったのは今の会社だけでした。でも面接になったらとてもスムーズに採用まで行きました。本当に人が足りなくてどうしても採用したい状況だったと思うので、タイミングが良かったと思います。

タイミングって大事なんですね。

はい。タイミングはとても大きいと思います。私が入った後も、人が足りている時は本当に凄く優秀な人しか採用しない時があったり、逆に人が足りなくてとにかく誰か採用したいという時もありました。根気よく探せば良いタイミングの会社にめぐり合うことができると思います。

タイミング以外で、採用されたポイントは何だと思いますか?

英語力と、USCPAのFARに合格していたという点だと思います。英語は仕事的にMUSTですし、上司がUSCPAだったので科目合格でも評価してもらえたんだと思います。

派遣時代の経理経験は評価されましたか?

はい。あの経験がなかったら入れていなかったと思います。今の仕事はエクセルもアクセルもかなり使う仕事なので、派遣時代にそういう経験をしていたのが大きかったです。

英語力はどうやって身につけましたか?

昔から英語には興味があって、独学で勉強していました。『英語は絶対勉強するな』という有名な本があるんですが、そこに書いてある勉強法でリスニングの勉強を毎日1時間くらいしていました。でもTOEICはあんまり良くなくて、USCPA合格後に受けてみたんですが、800点に届きませんでした。。まだまだです。

今後についてはどう考えていますか?

今の職場がかなり居心地がいいので、しばらくはここで頑張っていこうと思っています。

以上です。

USCPAの人は“バリバリ頑張るぜ!”タイプのキャリア志向の人が多いイメージですが、Leeさんのようにマイペース&ワークライフバランス重視派の人も結構いるんですよね。
そういうタイプの方にもUSCPAがとても役に立つことがとても良く理解できた会でした。ゲストのLeeさん、ありがとうございました。

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