第66回 USCPA CMレポート
実施日:2012年7月28日(土) 【Guest】 あだ名 ゆうさん USCPA
自己紹介
大学は外大卒。会計の事は勉強していなかった。 新卒では、中小企業に一般職で入社して総務の仕事を4年間やった。
専門的な知識が全くなく、仕事内容も割と単純な仕事をしていた中で、会社の先輩の「英語も会計も両方出来たら良いのにね」という言葉をきっかけにUSCPAの勉強を開始。
勉強を始めたものの、かなり大変だったので集中して勉強しようと思い、会社を辞めて、1年間、平日も学校に通って、勉強をしていたが、なかなか受からずにお金が底を付き始めた。
そこで、経理の知識もつけたいというのもあり、派遣での経理の仕事を始める。 その後も受験を続け、2科目(FARE・BEC)合格したところで、転職エージェントに登録。
2つのエージェントに登録したが、たまたまアビタスから今の会社を紹介された。 とても興味を惹かれる仕事内容で、「とりあえず受けてみよう!」と書類を出して、受けてみたところ、見事に採用され、転職に成功!今は入社4年目。
会社としての規模はグローバルでは大きいが、日本法人としてはそれほど大きくはなく、小さめの会社。色々な部署が無く、経理以外の業務もあるため、まだまだ学ぶべき事も多く、修行が必要だなと思いながら日々を送っている。
Q&A
- ゲスト
- 参加者
- 司会
今の職場は、米系の企業ですか?
全部英文なのですか?
やはり、FAREの知識は使いますか?
会計システムはどんなものを使っていますか?
部署としてはどのくらいの人数でやっているんですか?
監査法人の対応もですか?
人数が少ないという事なので、最初はハードだったんじゃないですか?
経理を二人でやっているという事ですが、仕事をしていて、分からない事があると思うのですが、上司の方に聞いても解決しない事というのはどうされるんでしょうか?
今までやっていて、一番ハードだなと思った事は何ですか?
本社に行かれる事はあるんですか?
管理会計的な事はやっているんでしょうか?
IFRSに関して何か勉強をしていますか?
会計に関して、本社の方から説明を求められたりする事はありますか?それは支社長を介さずに直でやるんですか?
今の会社に転職されたのは、4年くらい前なので、比較的、転職市場的には良かった時期ですよね。転職する際には今の会社は自分のやりたい事が明確で合致したという事ですが、何が売りになったと思いますか?
英文会計やりたいと思っていましたし、外資系経理を希望していたので、本当に合致した仕事でした。
あとあと考えてみれば、USCPAの知識というよりかは、2科目合格の時点で受けたんですが、USCPA試験ってそれなりに大変な試験なので、長期間努力が出来るというのが売りになったのかなという気がします。
自分も営業なので、全く違ったところなのですが、その辺りはどうやってアピールをしたんでしょうか?
そうですね。。「未経験ですけど、こうやって興味を持って、勉強もして、今後、こういう事もやっていきたいし、財務も管理会計もやって、経営のサポートが出来るようになりたい」という事を言ったので、経験がないとか、違う分野で働いていたという事がそれほど障害にはならなかったんじゃないかと思います。
よほど、他の受験者で経理経験が豊富だという人がいれば、わからなかったですけど。
あと営業をされていたのであれば、コミュニケーション能力の部分でアピールできますよね。 経理とはいえど、コミュニケーション能力って大事ですからね。他部署との関係とか、重要ですよね。
仕事している中でも勉強をしている最中でも、外大卒という事で、英語でのハードルってなかったのですか?
転職活動をしていて、外資系で英語を使うような仕事ってありましたか?
何社くらい受けましたか?
面接の雰囲気はどうでしたか?
面接は何回ありましたか?
本社の経理担当者の英語のレベルというのはどうなんでしょうか?
今の仕事の中で一番楽しかったとか、魅力的だった仕事は何ですか?
今、面白いなと思うのは、分析の仕事ですね。 分析が合っていた時とか、意外なところに「あ、こんな動きがあるんだ」ということが見つけられたりすると面白いなと感じますね。
もともと管理会計が出来たら良いなと思って入社したので、周りのサポートを頂きながら、それが徐々に出来たら良いな、と思っています。
管理会計をやった後は経営企画をやってみたいとかはありますか?
じゃあ、しばらく転職はしない感じですね?
仕事のスタイルとして、以前は日系の企業だったと思いますが、違いはありますか?
意思決定の早さですかね。それといろんなことを制限なくやらせてくれます。「コレやりたいです。」と言うとやらせてくれるんですよね。
これは外資だからなのか、うちの会社なのか、わかりませんけど、入社してすぐだろうが、何年経とうが、「やりたい」と言う事はやらせてもらえるんですね。なので、意欲の強い人には外資系というのは良いんだと思います。
USCPAの試験で最後の科目は仕事をしながら、合格をされたんですよね?
はい。今の会社に入ってからもまだ2科目受かっていなかったので、勉強しながらでしたね。試験までのスケジュールとかタイムマネージメントって本当に大変で、忙しい時期とかは遅くに帰ってから勉強してました。
時間は3時間出来るときもあれば、30分しか出来ない時もあるんですが、一応、毎日必ず何かをやるっていうのを日課にしてしまうのが重要だと思います。
MCカードは完璧にやっていたけど、受からなかったときはありましたか?
なかったですね。 最初は、MCカードをそこそこにして、7割くらいの出来で洋書(Wiley)に移ったんですが、洋書ってものすごく時間が掛かるんですね。 洋書を一周りやるのには物凄く時間がかかって、最後にたどり着く頃には最初の問題を忘れているんですよね。
MCカードはその点、とても効率的に作られていて、問題数もあれだけの量で、要点が絞られている。やり方って人それぞれだと思いますけど、自分に合うやり方を見つけていければ良いと思います。重要なところだけを抑えてくれているので、MCカードだけで合格出来るっていうのは嘘じゃないなと思います。
合格できなかった時と出来た時の違いって何だったと思いますか?
以上です。
今回のゆうさんの話を聞いていて、今の仕事に充実感を感じ、さらにこの先も今の職場でやりたいことがある、というのは本当に羨ましく感じました。
また、USCPA学習中に勉強仲間を作ったことで、大変だった資格試験の勉強も楽しんでやることが出来たという一言は参加した皆さんにも良い影響を与えたのではないかと思います。
ゲストのゆうさん、有難うございました!