転職はキャリアアップに必須です。良い情報は転職エージェントが持っています。


第91回 USCPA CMレポート

実施日: 2013年7月21日(日)
【Guest】 Kさん USCPA

ゲスト紹介

大学卒業後、米系の保険会社に入社。

20名くらいのチームで4年ほどバックオフィスの仕事をしていた。 外資ではあったが、英語は全く使わない仕事で、英語を使う仕事がしたいという希望があったことから退社を決意。

その後、外資系生命保険会社に転職。急成長している会社で入社当時は200名ほどだったものが辞めた頃には7-800名の会社になっていた。 入社後の仕事は、以前の会社と若干は違うものの、ほぼ同じような仕事をしていたが、2年半ほどで、内部監査部へジョブポスティングで異動。

業務の傍らCIA(公認内部監査人)取得。 その後、外資系銀行に転職。米国人の上司と2人で小規模の証券会社の内部監査を行いながらUSCPAの学習を開始し合格。

そしてさらに外資系信託銀行に転職。

ここでの業務は英語のみ。 現在は日系大手総合証券会社の内部監査部に在籍。 本社の内部監査から海外子会社の内部監査まで担当している。

USCPAを持ってる人に聞いてみた

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

日系と外資系を経験されてそのカルチャーの違いとかはどうですか?

外資は、自由で、細かく指示はされず、個人を尊重していると思います。それに対して日系企業は、どちらかというと誰かが悪いことをしないように皆でルールをきちっと決めて守ろうとしているように思えます。

英語力という意味ではどうだったのでしょうか?

高校の時に数ヶ月語学留学したのと、ちょっと変わった高校だったので授業が殆ど英語だったのである程度は出来ました。ただ、実際に使う機会が長い間無く、仕事で使うようになってから真剣に勉強し直しました。 特に3社目の会社では、外国人の上司とふたりきりで同じ部屋で仕事をしていたので、そうすると否が応でも話さないといけなかったので(笑)、英語力はかなり伸びました。

転職をされる際の情報はどうやって得られているんですか?

基本的には転職エージェントに登録することです。 

登録すると、今空いている案件の情報がもらえるます。エージェントは、応募先の部署や採用者がどんな人かといったような情報も持っているので有効に活用しています。

また、周りにも転職していたり、同じように探している人がいるので、その人から応募先の会社の情報を聞き出すこともあります。

今は何名くらいの部署ですか。

部署としては60名くらいです。その中でいくつかチームが分かれていて私が所属しているチームは6名です。

日本に60名いるんですか?

はい。日本に60名いて、その他、海外子会社それぞれに内部監査部が別にあります。人数は多いところで10名、少ないところだと1、2名程度です。

内部監査の仕事をもう少し具体的にイメージ出来るよう毎日出社してから何をしているのかお話しいただけますか。

基本的にはプロジェクト(監査)単位で動いているので、時期によって1日の動きはかなり違います。例えばこれからある部署の監査を行う場合、全体のスケジュール6週間のうち、始め3週間は監査の為の準備期間でその部署の全体像を把握したり資料提出を依頼します。残り3週間で実際に監査先の部署に行って質問したり、追加で書類を依頼してチェックしたりして、問題点を見つけるという作業をします。

発見された問題点は最終的には監査先の部署と事実確認して認識をすりあわせた上で監査報告書として出します。

ひとつのプロジェクトでだいたい2ヶ月弱という感じですか?

そうです。

そのプロジェクトごとに常に6名でやっていくんですか?

だいたい同じ6名でやることが多いです。時々、同じ部内の別のチームの人と共同で作業することもあります。

そういった意味では監査法人と似ていますね。

似ていると思います。前職では、アメリカ本社から3人きて、その中に1人入って監査したり、その逆に日本のメンバー主体で本社から応援で1人ないし2人入って一緒に監査するなんてこともありました。

内部監査の求人というのは未経験でもあるものなのですか?

たまにあります。よくあるのが大きい部署で若い人を入れたい場合、または、その逆に2人ぐらいの小さい部署で、ある程度の年齢の人がヘッドをやっていて、部下として若い人を入れて育てたいというケースが多いと思います。

未経験で入ったとしたら、やはりUSCPAで学んだ事が役に立つのでしょうか?

監査の知識はとても役に立ちます。また法律の知識も特に書類を読む時に役立ちます。会計の知識はあまり使いませんが、経理部を監査したり、監査でB/S、P/Lを見る時には役立ちます。

資格はUSCPAとCIAのふたつお持ちということですが、どちらも必要でしょうか?

金融で監査をやるのでしたら、どちらかと言うとUSCPAがあったほうが良いと思います。 ただ最近、内部監査の世界では、CIAを持っていて当たり前になりつつあって、多くの人が持っていますので、CIAもあったほうがいいとは思います。

以上です。

転職をされるごとに内部監査という枠の中で確実にキャリアアップをされているKさんのお話は非常に面白くお話を聞くことが出来ました。 参加者の皆さんも良い刺激を受けたのではないかと思います。 ゲストのKさん、有難うございました!

PR

USCPAの転職ならアビタス

他の人にも教えてあげる。



USCPAの事がよく分かる資料を無料でお届けします。


USCPAの資料を取寄せる



SNSでもご購読できます。