”本当の幸せとは...。後悔しない人生を過ごすため、ゴールをしっかりと決め、逆算で動いています。”



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第98回 USCPA CMレポート

実施日: 2013年11月23日(土) 【Guest】 ジョージさん

98回USCPAコネクションミーティング

USCPA ゲスト紹介 高校卒業後、オレゴン州の語学学校に留学。

その後、4年制大学に進学。音楽と政治を専攻していたが、父親が4大会計事務所で働いていた事から、USCPAに合格しなければ、米国滞在を許してもらえない状況となり学習を開始。

在学中に合格し、2005年から現地の4大会計事務所に就職し8年間勤務。 シニアマネージャーにまでなった翌年(今年1月)に現在の米系のIT企業にシニアマネージャーとして転職。

財務報告書統括、SOX関係、インベスターリレーションズ等、全般をやっている。
その傍ら起業、不動産関係のコンサルと不動産投資を扱う自分の会社を持つ。

Q&A

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

その2足のわらじの割合はどのようにされていますか?

よくワーク・ライフ・バランスと言いますが、それは自分で作るものであって、自分の生活の中で、自分のやりたい仕事、趣味等含め、いかに24時間をうまく使うかだと思います。ですので割合は特に考えていないです。全て同時進行でやっています。 人生は平等に1日24時間、誰もが死亡率100%で死ぬわけですよね。だから死ぬ時に後悔したくないんです。その為に今、何が出来るか・何をしたいか、を掘り下げて考えて行って、自分の今の状況が将来に合致しているかどうか、その過程で自分が生きている24時間は全てにおいて、「これできない」とか決めないで、万遍なく、全部取りして、回していくようにしています。

仕事以外の趣味って何かありますか?

私はピアノを弾くんです。21歳の時から始めたんですけれど、一時期はピアニストになろうなんて思っていたんですよ。ピアノは今も続けてはいます。 それと身体を動かしたり、テニスをしたりしています。あと奥さんと過ごす時間を重要視しているので、家族の時間ですね。

それだけ色々やって、寝ているんですか?

逆に忙しいほうが時間の効率が良いんですよ。頭の回転が良くて、集中力が高まるんで、仕事の効率も上がり早く終わって寝る時間が増えます。逆にやる事が少ない時の方が無駄な所に時間を費やしてしまって効率が悪いですね。

それを毎日続けるのって疲れたりしないんですか?

疲れますね。なので、最近はハリ治療とアキュパンクチャーに行ってリラックスしたり、岩盤浴に行ったりしています。あとは美味しいご飯を食べて。バランスですよね。 ちゃんと3食を食べて、走って、運動して体力を付けておくと違いますよ。でも、本当に時々、楽しすぎて、夜眠れないんですよ(笑)

日本の会社で働いたことはありますか?

日本の会社はないですが、4大会計事務所で働いていた時は、日本の部門にいたので、1-2ヶ月間、米国から駐在でこちらに来て働いたことはありますね。

その時、違いを感じましたか?

感じましたね。日本の良いところはマジメなところですよね。言われたことは100%ちゃんとやる、時間も守るしコツコツやる、年功序列の文化もあり、上を立てなきゃいけない、というところもありますよね。米国の方はもっと個人主義な気がします。失敗が出来る。失敗をしても何で失敗したかをロジックで説明できればOKなんです。

Googleとか大きなところに行けば違うと思うんですが、私は転職の際、規模の中くらいのところを選んだので、今は全て自分のやり方でやらせてくれます。責任はありますけれど。

マネージャー2年目くらいに思ったのは、自分を変えないとやっていけないなと思いました。 2重人格にならないと出来ないんです。 言語は文化だと思うので、英語を話すと英語圏のやり方でやっていかないとうまく入り込めないんですね。

例を挙げると、会計事務所に入って、初めてシニアとしてチームリーダーになった時の事。

アメリカ人や多国籍のチームを5人くらい引き連れて、クライアント先へ行き、仕事をするんですが、そういう時ってどうやってリーダーシップを発揮すればいいのかかわからなくて、「やるしかない」みたいな感じだったんですよ。

仕事をコツコツやって、言われた事を全部こなして、夜の11時とかまでやっていたんですけれど、ある時、スタッフに「これやっておいて」と言ったら、「嫌だ」って言われたんです。

こっちはシニアで、向こうは1年目とかなんですが、「嫌だ」って言うんだって思って(笑) その時は他の人に助けてもらって、何とか終わらせたんですけど、なぜ「嫌だ」と言われたのか、その後ずっと考えていたんです。

日本だったら、仕事は仕事でやるしかなくて、皆頑張るんですが、米国はもっと仕事と自分の生活がごっちゃになっているというか、仕事として割り切るというより、個人を尊重されるべきと考えていて、その上での人間関係なんだと思うんです。

自分がその時ダメだったのは、「これやっておいて」「この仕事して」という具合に仕事の話しかしなかったんですね。チームを引っ張っていっているはずの自分に余裕がなかった。

でも、他の先輩がやっていたのは、全然関係ない雑談に結構力を入れていて、「週末に何をしていたの?」とか「昨日、あそこでワインを飲んだんだよ」とか言った話を常にチームと交わし、「ところでさ、ちょっとコレ、手伝ってくれない」という感じで振るんですよ。

そこが全然違ったんです。 だから自分がマネージャーくらいになった時は、日本のチームと仕事する時とアメリカのチームと仕事する時は性格を変えていました。

アメリカのチームと仕事する時はテンション高めで全員に話しかけるんですよ。 自分はそういう性格じゃないので、一時間くらいしか続かないんですが、ランチに行こうって皆を誘って連れて行って、奢って、その後、1~2時間くらいでプロジェクトをまとめて、クライアントと話をして、何するかを書いて、「大丈夫だよね」って言って任せて帰るっていう感じす。

車の中で、「あ~疲れた」となるんですが、それをやるかやらないかで全然違うんですよね。

雑談がこんなに大事なんだって言うのを身に染みて感じました。 日本人の場合はそこまでしなくても大丈夫だったので、二重人格を作らなきゃいけなかったです。

自然とそうなりましたか?

努力しましたね。話題とかもいきなり出てこないですよね。 話す空気ってあると思っていて、朝、ご飯食べながら、ネットでニュースを見て、これをスタッフに話そうとか5つくらいメモっておくんです。それでランチに連れて行った時には、話が無くなるとひとつ話を振るんですね。そうするとわーっと皆からも話が出て、また無くなると話を振って、という感じで皆を笑わせるんですよ。

笑いと雑談、ネタ作りって漫才師みたいですけどね(笑) でも、そうした話題作りが今の自分の会社でもクライアントとだったり、投資家とだったり話した時に話題になって良い場合もあります。

それをシニアになって気づいたということですか?

雑談の必要性に気づき、少しづつ実行するようになったのはシニアになってからで、それを強化していったのがマネージャーになってからでした。スタッフの頃は朝から晩までがむしゃらにやっていただけでしたので。 自分が変わったのは、シニアの2年目とマネージャーの1、2年目の時だったと思います。

監査法人に入る前はどうされていたんですか?

大学生でした。USCPA試験はカリフォルニア州で出願したのですが、その当時は学生でもCLEPというのを使って、受験ができたんですね。卒業の半年くらい前にUSCPAに合格して、卒業とともに監査法人に入りました。

大学では音楽と政治をやっていたということですが、どうしてUSCPAに向いたのでしょうか?

きっかけは不純なんですけれど、アメリカでの留学生活はバイトをしても全ては補えなかったので、父親から資金援助をしてもらっていました。大学2年の時に「音楽と政治をやっている」と話したら、「それじゃ将来、食っていけない。何でもいいから資格を取れ」と言われて、親がその時会計事務所で働いていたのもあり、USCPAが良いだろうと言われたんです。監査って何なのかも知らなかったんですが、教材のビデオテープが100本近く送られてきました(笑) 最初の数ヶ月はやりたいとも思わなかったので、ビデオも見なかったんですが、父が言うには「1年で合格しろ」と、「合格できなかったら資金援助を打ち切るから帰って来い」と言われ、これはやるしか無いなと思って始めたんですね。

大学に行きながらだったんですが、朝は大学に行って、夕方から1-2時間ビデオを見て、夜はピアノを弾いてという生活をしていました。

でも、ビデオを見たら、面白かったんです。経済の話とか社会の事や、教え方も上手だったので、面白かったから続けられて、気づいたら全て見終わって、会計が好きになっていました。

大学の専攻も会計にしてみたら、大学での勉強もUSCPAの学習をしていた分、簡単でしたね。 そして、就職をどうしようかという時には、4大会計事務所に入りたいと思っていました。

どうしてかと言うと、そこに入って何年か経験を積めば、何処にでも行けると確信していたからです。4大会計事務所での1年の経験って、普通の会社の2-3年分になると思うんですよ。

トレーニングもしっかりしていますし、私自身8年間在籍して、百社近く見れましたし、3ヶ月毎に新しい会社を見ることが出来て、自分のランクにもよりますが会社のトップと、毎日のように話ができるんですね。

ですから、絶対に4大会計事務所に入ると決めていました。 アメリカの4大会計事務所って、(その当時は)リクルーティングパーティーをしていました。

オフィスやホテル、なかには動物園を借りてやっている所もありましたが(笑)、それに全て行って、いろいろな人と知り合いになり、運良く2つからオファーを頂き、シリコンバレーでの就職に至りました。

そのパーティーも就活なのですか?

そうですね。 面白かったですよ、動物園の一角を貸しきって、ワインバーを出して、学生がネームタグを付けて、ワインを飲みながら、会計士さんたちと話をするんです。まあ私の就職活動は2004年で景気がとても良かったと言うのもありますが。 そうしたところで、顔なじみになって、レジメを渡して、そこから気に入ってくれたら、オフィスに行くという感じです。

それは若い人だけしか行けないんですか?

いや、誰でも行けます。会計士って始める年齢がとても遅いと思うんですよ。それにアメリカでは面接の際に年齢を聞くのはタブーですしね。 USCPA試験に受かっていれば、年齢とかは関係ないですし、38歳位でスタッフとして入ったきた人もいましたし。面白かったのは、私が勤めていた会計事務所で3年目のシニアだった同僚のお父さんが入社してきて、親子で同じ会社で、しかも息子の方がランクが上って事がありましたね。

それとある会社のCFOの人が会社を辞めて入ってきた事もあって、めちゃくちゃ仕事が出来ました(笑)

どうしてそうした4大会計事務所での仕事からご自身で仕事を始めようと思ったのですか?

自分にとっての人生って一体何なんだろうとよく考えていました。マネージャー2年目くらいの時に、本当にこのままここにいて、ステップアップしてパートナーになりたいのか、一生監査をして、リタイアした時に本当に人生後悔しないのか、とよく自問自答していました。いくつか理由があったんですが、ひとつ目は自分が尊敬していたマネージャーの先輩がいて、彼は朝の7時から夜中の12時まで毎日仕事をする、みたいな感じの人で、仕事も出来たし、本当に会社に貢献していると思っていました。

自分も色々と教えてもらい、その方はシニアマネージャーにまでなったんですが、ある時クビになっちゃったんですよ。

リーマン・ショックの時ですね。 皆、当然驚きました。アレだけ頑張って、アレだけ貢献してもそんな簡単にクビになっちゃうんだなあと。そこで会社勤めって何なんだろうと思ったのがはじめです。

その次にぎっくり腰をやってしまったことがあって、1ヶ月くらい動けなくて、家で寝ながら仕事をしていた時期がありました。病院に行ったら、コレは職場環境の影響が大きく、ノートPCを持って、クライアント先で仕事をしているから腰にきているんだ、と言われて、それならば労災を、と思い申請したんですが、3-4ヶ月、色々とインタビューされ、ドキュメントも作り、散々やったのに戻ってきたのは、日本円で約3,500円だったんですよ。

そこで、これはもし自分が死んだとしても会社は何もしてくれないな、と思いました。(これは監査事務所がどうのではなく、会社はそういうものだと思います。)

仕事をして経験を積むのは自分の為だけれど、本当にこのまま会社勤めをずっとやりたいのかな、と思った時に色々と考え始めたんですね。

それで学生の頃にロバート・キヨサキの本を読んで不動産関係には興味があったんですが、マネージャーになった時くらいに、一緒にテニスをやっていた仲間が実は不動産関係の人でノウハウを持ってたんですよ。

彼が投資物件を紹介してくれて、その物件を買ってみたんです。そこから始めて、自分にも投資ができるんだと思い、一軒買ったら、あとは簡単で、そこからだんだん広がっていきました。

色々なミーティングや投資家の会などにも足を運び、トレーニングも受けたりしていると視野も人脈も広がっていき、今では始めようとしている人のコンサルを片手間でやったりしていますね。

でも、実際のところ投資とか会社を立ち上げるのが目的ではないし、会社を持っていると言いたいからやっているわけでもない、なにか行動を起こす人はその人なりのゴールがあるはずなんです。 何で生きているか、何がしたいか、どんな人生を歩みたいかの目標があるか無いかで全然違うんですよね。

例えば、今から1年後、3年後、5年後、10年後、死ぬ時にどういう人間でありたいか、どういう環境で、どういうものを持っていて、自分の家族とどういう関係にあって、健康状態を含めて、どういうふうに生きていきたいか、がまずあって、それに対して会社を作るのが必要だったんですね。

ですから、道具として作ったんです。 皆、忙しくしていると周りが見えなくなってくると思うんですよ。 家にいるとテレビがあるし、美味しいご飯もあるし、居心地が良いんですけど、一歩外に出て歩くと風があたって気持ちよかったり、新しい店を見つけたり、人と出会ったりして、刺激がありますよね。

その感覚に近くて、仕事ばかりやっていると仕事っていう家の中に入っちゃうんですよ。 なので、そこから抜けだして、例えば、自分のやりたい事を一日10分でも15分でも良いので、外に出て全然関係のないところに行くとまた人生の見え方が変わってくると思うんですね。

成功者ってどうやって成功しているのかなと思って1年くらい勉強しました。 そういうのを見ていると皆、成功した後しか知らないから特別な人に感じるんですが、実際は普通の人なんですよね。 要は目的がはっきりとしていて、何をすればいいかを常に考え行動に移しているんです。

紙に書きだしたりして、何年何月に何をしたいかとか、その為には何をしなければならないかを考えている人なんですよね。そうすると24時間の使い方が変わってくると思います。

目的をはっきりさせて、それを達成する為のやり方を考え、毎日5分でも10分でも自分の将来の為にコツコツ努力をし、それが積み重なって成功に繋がるんだと思います。

ゴールを作るのも簡単でいいんです。来年までにBMWに乗りたいとか、1年に2回は海外旅行に行きたいとか。ただ、そこで終わらず、それをするには幾ら必要か、その為には何をしなければいけないのか、またそれがなぜ必要なのかも考える事です。

それを考え、書き出して、年数を書いている人ってあまりいないんですよね。そうしている人は成功すると思います。

今、ジョージさんのには何が書かれていますか?

あと1-2年でリタイア(ファイナンシャルフリー)したいと思っているんです。リタイアって簡単だと思うんですよ。会計と一緒で、収入と支出が分かって、毎月幾らかがわかれば、その支出をカバーできる収入があればリタイアできるので。

それは不動産投資で、ですか?

そうですね。今のところ、それが出来るのは不動産投資が一番確実だと思い、不動産の会社をやっています。

リタイア後に何かしたいことがあるんですか?

リタイアって言うと違うかもしれないんですが、自分が働かなくても収入があるファイナンシャルフリーの状況を作りたいんです。その状況を作ると何が良いかというと、その次のレベルが見えてくるんです。 何もしないでお金が毎月100万円もらえるってわかったら、仕事しますか?おそらくしないですよね。でも、最初は旅行に行ったり、ぼーっと一日を過ごしたり、好きな事して過ごすと思うんですけど、すぐに飽きるんですよ。

そうすると人生で本当は何をしたいんだと考える‘時間’がもてるんです、そこから次の段階が人に還元したりとか、コミュニティーに還元したりとか、教えたりとか、次のレベルにいけるんですよね。

そういうふうに自分に余裕がないと次のレベルにはいけないと思うんです。 だから、自分はまずちゃんと良い食事が出来る環境、良い所に住んで、ちゃんとした服を着て、健康であり、家族との時間を持ち、自分と自分の周りの人の生活環境が良くなるもの、そういうものを自然に作り出せる資産をまず築きたいんです。

それがあっての還元だと思うので。 そこがあと2年くらいかなと、そこから次のレベルに行きたいですね。

そんな中で、ご自身でコントロールできるところもあれば、外部要因によってうまくいかない時もあると思うのですが、そんな時はどのように気持ちを切り替えていますか?

仕事に関して言うと、自分のオプションを増やしていますね。自分の仕事があって、不動産があって、パートナーシップもやっていて、それと外国為替投資もやってなど。一つが潰れても何処からかはお金が入ってくるようにしています。 そういう意味で余裕を持っておくようにしています。

それをやって、日本にいなくてもアメリカにいなくても、将来的にそうしたいと考えているんですが、世界の何処にいても仕事が出来るようにしたいんです。

今、会計士を雇っているんですけれど、会計士も細かい手作業などはどんどんアウトソースされていっちゃうと思うんですよ。

タックスリターンとかもアメリカの会計事務所に頼んでも、それをインドに送って、インド人がやって返ってくるような時代ですからね。

4大会計事務所でも今、スタッフ・シニアがやっていることはだんだんアウトソースし始めているんです。

それよりもこれから大事なのは、お客さんとの関係づくりだとか、機械や1,2年の経験ではできないことの能力が大事になってくると思いますね。

監査法人に入るとやはり監査から始めるものなのですか?

いや、基本的には自分で選べます。 会計監査、IT関係、トランザクションサービス、税務等色々とありますね。自分は選んで監査をしました。監査をしたかったというよりも監査で得られる知識と経験が欲しかったんです。

私は今、監査法人にいて、数年はいようと思っているんですが、何を意識して仕事をしていけば良いと思いますか?

一つ目は自分の好き嫌い、弱点と強みを知る事、
二つ目はそれを知った上で、どんな経験とかスキルを身に付けたいか、だと思います。スタッフ、シニアの頃って、新しい事ばかりだと思うんですけれど、自分の場合は、プレゼンのスキルを磨きたかった、人と話すコミュニケーション能力やビジネス英語を磨きたかった、そして、それをさせてもらえる時、また教えてもらえる機会がある時は喜んでやっていました。プレゼンを教えてくれる上司に何でプレゼンが上手いのか聞いたり。 付け加えると、人によって得手不得手が絶対にありますから全てを完璧にする必要はないんです。

自分の場合は、プロジェクトマネジメントは好きで得意ですが、会計のテクニック的なことはあまり好きではありません。なので、そこは出来る人を見つけて任せていました。逆に自分はプロジェクトマネジメントが好きなので、それに関しては出来る限りの自分の力を発揮してやっていました。

例えば、5つくらいスキルがあるとしたら、全部5の人っていないですよね。 3のところは出来る人に任せれば良くて、5のところは7になるくらい磨けば、光りますよね。

やはり米国だと個を伸ばすという意味でやりたいことを出来る環境があるんでしょうか?

そうですね。会社にもよるかもしれませんが、やりたいことがあって、ロジックが通れば、上がそれをやらせてくれると思います。4大は毎年昇進しなければいけないので、肩書きがひとつ上がるごとにやれるレベルも全く違っていましたね。なので、本当に4大会計事務所は自分にとって最高のビジネススクールでした。

ジョージさんとしては、シニアマネージャーまでになろうという目標があったんですよね?

いや、なかったですね(笑) 実際、シニアからマネージャーにあがる時に凄く悩んで、パートナーに相談して、「自分にマネージャーは無理だから、もう一回、シニアをやらせてください」って言ったんですが、「ダメだ」って言われました。「もう一回、シニアをやっても同じことだから、伸びない。だから無理してでもマネージャーになれ」って言われて、「なればわかるし、ダメならば、その時に考えろ」って言われて、恐恐マネージャーになったんですけれど、結局、そのマネージャーでの3年間が一番楽しかったです。だから、ちょっと背伸びするのが大事だと思いますね。

今の会社ではUSCPAを使っているんですか?シニアマネージャーとして仕事をされているんですよね?

そうですね。今の会社では財務諸表の作成、投資家への四半期メッセージ、内部統制の統括などをしています。財務諸表作成と言ってもすべて自分で書くのではなくて、人をまとめる感じです。 その会社の弁護士やFPA、HR、ファイナンスも勿論、CFOのメッセージ、CEOのメッセージなど聞いて、ひとつにまとめ、投資家にどのようにメッセージを出すか、という事をやっています。それにプラスして、内部統制のコントロールを監督している感じです。

起業された時、苦労したことはありましたか?

わからないことだらけだったので、結構、手探り状態だったんですが、起業は、必要だったからしました。起業すると今まで出来なかったことがたくさんできるんですよ。税務関係もプラスになりますし。会社を元に無利息で資金を借りる事もできます。その他会社と言う道具を使って出来る事は限りなくあるので、苦労よりも可能性が広がった印象が大きいですね。

私は今、30歳を過ぎていまして、経理や会計については全く知識も経験もないのですが、そうした人が経理や財務をやろうと思った時に転職が可能だと思いますか?

私は可能だと思います。日本だと今、会計士の資格を取っても溢れているみたいですが、米国だと逆に人が足りていない所がまだまだあります。離職率が高いんですよ。私が入った時、50名入社したんですが、辞める時に残っていたのは2名だけです。やはり働いても2-3年で辞めて他に移っていくんですね。なので、人は常に欲しがっていますね。

日本人が米国で働くとしたら、どのエリアが狙い目だと思いますか?

それは日本企業を相手にしたいのか、米国の企業かにもよるんですが、日本企業だとしたら、ニューヨークが良いと思います。70%が日本企業相手になると思いますが。 あとはロスやサンフランシスコですね。ロスとサンフランシスコとニューヨークは主要都市なので、仕事はあると思います。

逆に日本企業相手でないと日本人の需要はないですか?

いや、ありますよ。 私はサンフランシスコにいて、50%は現地の企業でしたし、経験を積んでいけば、「こういった企業を担当したい」とも言えるんです。それがそのまま採用されるかはわかりませんが、出張が好きであれば、それを言えばそういう案件が回ってくるようになりますしね。

監査法人の頃の同期って今、何をされていらっしゃいますか?

同僚は全員、USCPAを持っているんですが、、彼らはヤフーのディレクターであったり、Googleのマネージャーをやっていたり、ヘッジファンドに行った人もいますし、辞めて会社を起こした人もいますし、いろいろですね。やはり4大会計事務所に入ったおかげでコネクションが広がり、それは重宝しています。

今までの会社では日本人はどのくらいいましたか?

会計事務所の時は、20名くらいいました。その20名で日本の企業を受け持っていましたね。 今の会社は一人いるって話なのですが、まだ会ったことがないです。

4大会計事務所でも文化が違うんですよね。

そうですね。4大会計事務所と言っても、地域、州によってもそれぞれクライアントを持つ比率が変わってきますのでそれに関連して、そのオフィスの文化も多少違うと思います。

USCPAに合格した方に話を聞くと人によって、「取っておいただけでそれほど役には立っていない」という方もいれば、「本当に役に立っている」という方と分かれるんですけども、ジョージさんの場合はどちらですか?

私は役に立っていますね。USCPA自体がどうこういうよりもUSCPAに付随してくる経験が凄く役に立っています。USCPAがあったから4大会計事務所に入れたのがまずありますし。USCPAに受かったから全てがわかるわけじゃないですし、それでスペシャリストかというと違います。

USCPAを持って何処かへ就職したら、USCPAというタイトルを言えるので、それで周りの見方も変わりますし、関係も作りやすくなりますよね。

だから、自分としては、USCPAを取得して4大会計事務所に入った事で、経験だとか人のネットワークも広がって、今の不動産投資にも知識自体が役に立っています。

入った頃は財務諸表を読めなかったですが、今は何処の会社でも30分もあれば大体わかりますしね。 USCPAを勉強していると会計が好きか嫌いかわかってくると思うんですよ。

勉強していて面白くなかったら、続けて合格をしても、その分野で仕事をしたいかというとそんなことないですよね。

自分は本当に勉強していて面白かったので、続けました。それが面白くなかったら、今、全然違うことをしていたかもしれません。

実際受かって、働いてみて、思っていたのと違った事とかありますか?

最初の1年は全てアメリカの会社を担当して、2年目から日本の企業を持つようになり、3年目から半々くらいになりました。自分が思っていたような比率では行かなかったですが、経験としては想像以上のものを得たと思います。

次にやりたい事というのはどういう時に思いつきますか?

シャワーを浴びている時とか、寝ている時とかですね(笑) リラックスしている時に思いつきます。なので、自分はメモ魔だって言いましたけど、ベットの横にノートが置いてあって、寝ている時とか、眠れない時に思いつくと真っ暗なところで書いてたりしますよ(笑)

そういったものは奥さんに見せたりするんですか?

見せますね。奥さんとは週に一度、家族会議をしています。(笑)何年後に何をしたいか、何を買いたくて、不動産を何処に買ってとか、どうキャッシュ・フローで回すかとか、将来どんな国に行きたいかとか全てリストにして、ふたりでチェックしていくんです。これはすごく大事だと思いますね。自分の身近な人と一緒にどんどんシェアするのが大事だと思います。

反対されたことはないですか?

ないですね。反対・賛成と言うよりも二人で何事も話し合って、納得しあうようにしています。奥さんは秘書みたいなこともしてくれていて、ビジネスパートナーなので、月に一度、良いレストランに行って、会社会議をやって、会社に付けたりもしてやる気をあげています。(笑)人生には誰もが通るライフサイクルがあると思うんです。仕事・キャリアだけじゃないんですよね。 キャリアプラス、健康、人間関係、社会への奉仕、家族との関係、自分自身の時間とか食べ物とか、全てひっくるめての人生だと思うので、それをどういうふうにうまく幸せに繋げていくか。

幸せって自分で作り出すものだと思うんですよ。それを作り出すために何が必要なのかを考えることが大事です。 それと自分が付き合うひとも大事だと思いますし、選ぶべきです。たとえ自分の親友だったとしても自分が信じてやっている事の足を引っ張る人っているじゃないですか

そういう人がもしいるならば、距離を取ったほうが良いですよね。 逆に自分の考えを尊重、尊敬してくれる人、自分の描くゴールを既に達成している人、こうなりたいと思える人を見つけるのが良いと思います。

私はいつもそうした人が3人くらいいて、プレゼンが凄いとか、人間関係の作り方がうまいとか、ビジネスで成功している人とか、そういう真似したい人を数人絞って、その人を時々、ランチに誘ったりして、話を聞くんですよ。

成功している人って話したいんですよね。「ランチを奢るから」って言うと「勿論いいよ」って言って話してくれるんです。

そういう自分よりもひとつ上の人と付き合えると良いですよね。 セミナーとかも興味があったら、どんどん行くと良いと思います。

やりたいことってそう簡単には見つからないですし、私も色々なことをやりましたけど、2-300万円遣ったと思います。

でも、それって無駄になってはいないと思うし、人との出会いとか、これは自分に合っていないという事に気づけただけでも、良かったと思いますね。 なので、出し惜しみしないで、自分への投資の為に時間とお金を遣うっていうのは大事だと思います。

アメリカでは「USCPAはビジネスパーソンにとって持っていて当たり前で、そこからスタートだ」みたいなことがネットに書かれていたんですがそんな感じなのですか?

いや、そこまでではないと思いますね。4大会計事務所でも入るときには皆、持っていないんですよ。皆、入ってから取るんですよね。 ただUSCPAを持っているとそれなりのメッセージにはなりますが。

今のところ何をするか、迷っているところで、はっきりしたものが見つかっていないのですが、何かアドバイスはありますか?

自分からアドバイスとしては、第一に自分のたな卸しです。さっき言ったように自分が何をしたいか、何が好きで何が嫌いかを1時間とか座って書き出すと良いと思うんですよ。もう一つは、「器」と「中身」の違いに気付く事。皆、中身に凄く力を入れるんですよね。本を読んだり、勉強したり、レッスンを受けたり、でもそれは器(自分の考え方の根本)が変わらないといつまで経っても生かせないと思うんですよ。

そこを変えられるのは、パラダイムシフトというか、考え方の変化が必要で、それっていうのは自分一人でやっていても起きないと思うんです。

よく、「アウトオブボックスで考えろ」って言いますけど、自分ひとりでずっと考えてても自分という箱からは抜け出せないですよね。

誰かの話を聞いたり、セミナーで新しいアイデアに出会ったりしたら、それがアンテナになって、アウトオブボックスになると思うので、まずは自分という器に刺激を与えてくれる環境にわざと身をおくのは大事だと思います。 そのきっかけはゴールセッティングで、何がしたいか自分を掘り下げて考えて、そこから興味のある人に会って、話を聞いて、そうやってコツコツやるしか無いと思うんです。

いきなり閃いて一週間後に起業とかが出来るわけではないので、皆、努力してコツコツやって、それが積もり積もっていつの間にか会社が出来ていたみたいな事だと思うんですよ。

だから焦る必要はないですし、1日10分でも良いので、自分のために時間を使うという事をやっていれば良いと思うんです。

ただし、大事なのは、その使っている時間が将来の思い描く「自分」に繋がっていっているかどうかです。

自分は目的とやり方とそれを継続する力さえあれば何でも出来ると思います。

最終的なゴールと身近な1年後、2年後のゴールも決めていますか?

大体決めていますね。ただ、それが変わっても良いと思うんですよ。 ジムキャリーって俳優がいますが、彼がまだ売れない時、自分の財布に1億円のチェックを書いて、それを毎日、毎日、見ていたらしいんですね。それから数年後、エース・ベンチュラとマスクが大ヒットして、本当に1億円を銀行で現金化したそうです。

それと「心のチキンスープ」っていう本を書いた著者は何十社にも本の出版の売り込みに行ったらしいんですが、全然ダメで、その間に天井に自分は絶対売れるんだっていう事を書いて貼って、それを寝る前に見ていたらしいんですね。

そしたら、その後本当に出版のOKが出て、今はミリオネアになっています。 何が言いたいかというと、書いて、見るのが凄いのではなく、書いて毎日見る事で意識するじゃないですか。そして、意識すると自然と行動を起こすんですよ。でも、忙しいと忘れちゃうんですよね。

だから皆、書け書けと言いますが、それは書いて意識をすることが大事で、書いて、見て、脳に思い出させ、現実化する方法を強化していくんだと思います。

だからやはりゴールセッティング、書いて見る、それをどのようにして達成するか考える、そしてそれを継続する、それさえすれば成功すると思っています。

自分の強みとか弱みがまだわからないんですが、自分を知りやすい方法ってありますか?

人に何か頼まれることってないですか?最初、仕事して1年目とかだとがむしゃらに全部やるしか無いんですが、経験を積んでくると周りが見ていて、この人はコレを頼むと上手く出来てくるっていうのが分かるんですよ。上手いと周りが頼んできたり、聞いてきたりするんですよ。 それが自分の強みだと思いますね。それと自分の信頼できる人にストレートに聞いても良いと思いますよ。

時々嫌なことを言われるかもしれませんが、それが弱点だったりしますし、そういうのが積み重なって、自分が見えていなかった本当の自分が見えてくるんだと思いますね。

学校ではカンニングがダメでしたけど、社会に出るとそれが成功の秘訣なんです。カンニングして、どれだけ出来る人の知識を盛り込んで出来ない自分を補うかなんですよ。

ノートは特別なものを使っていますか?

使っていないですね(笑)私が好きなのは、ポストイットです。書いて、ペタって貼れるじゃないですか。今日やらなきゃいけないことと明日やリたい事をいつも書いています。終わったものからチェックを入れていく感じです。

一日で終わらせるものはすぐに捨てるんですけれど、それとは別にノートがあって、そこにはゴールが書いてます。

趣味とか買いたいものとか行きたい所とかを書いて、リストにして、週に一回見なおしています。

高校生の時はあまり勉強もせず、英語も得意じゃなかったって話がありましたが、そういうような状況から今の自分に変わった瞬間って何か特別な事があったんですか?

ずっと変えたいという気持ちは強かったですね。何とかしたいと思っていて、ただ、変えたくてもどうすれば良いかわからなかったんです。ただ多分、その変えたいという気持ちがとても強かったんだと思います。

自分の強みって、身体で覚えるのが得意なんですね。集中して毎日、毎日コツコツやるのが大好きなんですよ。その強みが元々あったと思うんですが、それを活かせたのが4大会計事務所に入って、経験を積み色々と刺激を受けたからだと思います。

本当に成功とか起業とかって自分もまだまだですが、地味な世界だと思います。

コツコツ努力をすること、皆、それをやっていると思うんですね。どんなに凄く見える人でもそれをやっているんだと思います。

ウサギとカメでいうカメになれる人が最後は成功すると思います。

今の状況には満足していますか?

満足していますね。 ただもっともっと良くしたいと思います。辛い時もありましたし、ずっと幸せだったかというとそんなことないですが、昔のマイナスがあったからこそ今があると思います。
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