TOEICが上がる秘訣?!学生時代にこれだけはやっておいて。


第45回USCPA CMレポート

【ゲスト】マサさん 28歳

まずはゲストの自己紹介

【学生時代にUSCPAに合格】

昔から英語が好きだったので、外語大学に入学した。入学してみると周りには帰国子女の人達がたくさんいて、そういう人達は英語ペラペラだった。

いつか自分もこうなりたいなぁと思い、留学する決意を決めていた。それと同時に、英語ができてもそれだけでは強みにならないのでは?という疑問もあり、『英語プラスα』の何かを身につけたいと思うようになった。

色々調べていく中でUSCPAを発見し、受験することを決意。1年大学を休学してカナダに留学し、英語力がイイ感じになった4ヵ月後には帰国。

それからUSCPAの勉強に取り組んだ。それから1年半くらいかけて合格することができた。

【日本のメーカーに就職】

就職活動の段階でUSCPAに2科目合格していた。当時の自分にとって監査法人というのはとても専門的な特殊な業界に見えたので、「社会人のスタートがそういう特殊なところで、果たしてやっていけるのか?」という疑問があったので、事業会社への就職へ動いた。USGAAPベースの会計をやっているところで、且つ部門別採用している会社を狙って就職活動し、日本の大手メーカーの本社経理に就職した。

【監査法人への転職】

新卒で入ったメーカーは人間関係も仕事内容もとても良くて満足だった。2年間とてもいい経験をさせてもらった。一方、一点だけ不満だったところは、会社全体のカルチャーがよく言うと安定していて、悪く言うとマッタリしている感じだった。自分は30歳までにはこうなりたいという目標があったので、このままこの居心地のいい環境にいてはダメだと思った。そこで、新卒の時には敬遠してしまっていた監査法人にチャレンジすることにした。

【監査法人での仕事】
日本企業や外資系企業、規模も大小様々なクライアントの監査を経験し、約2年経ったところでIFRS導入コンサルティングのプロジェクトに入った。コンサルティングの仕事をして半年くらいになるが(忙しいけど)とてもやり甲斐がありいい仕事をさせてもらっている。

以下、Q&Aです。

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

大学生時代の若い時に、良くそんなに色々考えましたね。

友人に恵まれました。大学に入学した時に仲良くなった親友が二人とも向上心が高く「頑張って留学しよう」とか「英語力をあげよう」とか言う人達だったので、自分も一緒になって頑張ることができました。今は二人ともUSCPAを取得して国際的な企業で活躍しています。

英語力について質問です。TOEICで満点近くの点を取ったと聞きましたが、どうやって勉強していましたか?

大学入学後、留学を目指していたのでTOEFLの勉強をずっとしていました。その時にTOEICも受けたのですが、900点には達していませんでした。リスニングはかなり良かったんですが、リーディングがダメでした。でもUSCPA試験の後TOEICを受けたらリーディングの力がグンと伸びて満点近くの点を取ることができました。CPAの勉強はリーディングの力を上げるのにとても効果があると思います。
大量に英文を読むようになると英文でも日本語のように大事なところだけ飛ばして読むようなことができるようになって、それがリーディング力アップに繋がった気がします。

リスニング力が高かったということですが、どうやってリスニング力を上げましたか?

リスニングは映画を見るのがお勧めです。長時間英語を続けて聞くためには、内容が面白くないと難しいと思うんです。そうなると英会話の教材よりも映画の方が断然面白いし、一度見たら2時間くらいぶっ続けで英語を聞くので効果的だと思います。

でも、最初は映画の英語が全然わからないと思うんだけど。。。

段階的に見る方法を変えていました。日本語字幕→英語字幕→字幕なし という風にしていました。最初に日本語を把握して、「あぁ これを英語ではこういう言い方をしているのかぁ」という感じで意識して聞くことでとても効果的にマスターすることができました。

“30歳でこうなっていたい”という目標があったという事ですが、どんな目標ですか?

24歳当時の自分が思っていた30歳時の目標は『世界を舞台に活躍できる人になっていること』でした。最初に勤めたメーカーもグローバル展開はしている会社でしたが、会社にいるだけでは自分自身がグローバルな人物になれるわけではないので、外に出ることにしました。世界で活躍できるようになるには、世界的な組織であるBig4で働いた方がいいと考えました。

Big4を含めて監査業界は今大変な時だと思いますが、その中でどうやって自分のプレゼンスを高めていっていますか?

確かに今は監査報酬も下がっているし、リストラもあって結構厳しいです。その中で自分は自分のスキルをどんどん上げていくために『良いエンゲージメント』に入れるように努力しています。多少大変でも自分が伸びることができるような仕事につけるように努力しています。

どうやって良いエンゲージメントに入るようにするのですか?

自分からどんどん「こういう仕事がやりたいです」ということをアピールするようにしています。最初は日本企業を担当していましたが、もっと国際的な環境で仕事をしたいという事をアピールし続けていたら、メンバーの殆どが外人のようなエンゲージメントにも入れるようになりました。日本人はあまり自分の意向をアピールしない人が多いだけに、自分から頑張って動いていけばチャンスが開けると思います。

リストラもあるとなると、同僚はライバルという感じですか?

はい。同期もそうですし、上の人もライバルです。周りよりもいい成果を出さないといけません。

監査業務で成果で差を出すって、具体的にどんな事ですか?

人によって仕事の成果にはだいぶばらつきがあります。監査は、サインをするパートナーが納得してサインをできる証拠を“十分に”“早く”集める必要があるのですが、人によってはそれができない場合も多々あります。

その違いは何が原因だと思いますか?

コミュニケーション能力の違いだと思います。監査の場合、いくら詳しい会計知識を持っていても、クライアントがどういう事をしているかという情報を正しくタイムリーに仕入れないと、次の作業ができません。知識がいくらあってもコミュニケーション能力がないとそれがボトルネックになってしまい、仕事が不十分になってしまいます。

これは私の感覚ですが、USCPAの人は事業会社での経験がある人が多いので、コミュニケーション能力が高い人が多い気がします。クライアントからスムーズに情報を得られる人が多いので、仕事もスムーズに進められる気がします。

Big4の間で横の繋がりがあったりはしますか?

法人同士ではありませんが、個人レベルでは結構あります。知り合いの繋がりがどんどん繋がって、他のファームの方とも共に勉強したり情報交換したりしています。

事業会社で働いた経験は監査に活きていますか?

はい。もの凄く活きています。というか、いきなり新卒で監査法人に入っていたら僕は相当苦労したと思います。クライアントの担当者の方々はだいたい経理で10年以上の経験を持っている場合が多いのですが、実務10年の人相手に会社の業務を何も知らないAuditorが話をしないといけません。これは本当に大変です。僕の場合事業会社の経理をやっていたお陰で仕事内容の想像がつくのでとても助かっています。

忙しさはどんな感じですか?

人にもよるし、エンゲージメントにもよります。自分の場合は1月と4月に大きな山があり、その時は休みなしで毎日終電かタクシーという感じです。6月~8月は殆ど仕事が無い時期になり、みんな長期で休暇を取ったりしています。僕は今年からコンサルティングの方に入ったので、季節性はなくなりいつも忙しい感じになりました。

その忙しさの中、メンタルヘルスはどうやって維持していますか?

忙しい時期でも遊びの予定を入れて、その楽しみのために仕事を頑張るようにしています。パーティーを開いたり勉強会を開いたりフットサルをしたり、色々な人と会って楽しんでいます。

IFRSのコンサルのお仕事について教えてもらえますか?

自分の担当は“開示”部分です。日本基準とIFRSでは開示要件にものすごい差があるんです。ざっくり言うとIFRSでは2倍くらいの量の開示をしないといけません。IFRSで必要となる開示事項を整えるのが今の自分の役割です。

監査業務とコンサル業務の違いは?

コンサル業務をやっていて気づいたのですが、コンサルは自分が頑張れば頑張るほどクライアントのためになります。当たり前のことかもしれませんが、監査ではこれが逆なんです。Auditorが頑張って調べていけばいくほど、クライアントは大変になります。どちらが好きかは人それぞれだと思いますが、僕はコンサルの方が向いていると思うので、しばらくはこの仕事で頑張ってみようと思っています。

監査業務の経験はコンサルティングで活きていますか?

はい。監査で種類も規模も様々な会社を経験する中で、会計に関する知識やノウハウの蓄積ができていると思います。今のコンサル業務はその蓄積がないと厳しかったと思います。

将来についてはどう考えていますか?

会計や監査などにとらわれずに、色んなことをやりたいと思っています。20代で土台を築いて、30代は様々な価値あるものを生み出していけるような人物になっていたいと思っています。

その他、監査法人内での評価に関することや、自分から動いて良いエンゲージメントに入っていく方など、色々と話して頂きました。ゲストのマサさん、ありがとうございました。

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