体育会系の営業から、ベンチャー企業へ。そして、Big4系コンサルへ



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第48回 USCPA CMレポート

【ゲスト】モリさん USCPA

まずはゲストの自己紹介。

【営業~辞職まで】
大学卒業後、IT系の会社に営業として入社。体育会系の激しいカルチャーの中、金融機関にシステムを入れる案件を中心に営業活動をしていた。

2年経った頃、会社の内部がおかしくなっているという話が聞こえてきて、最終的には破綻→民事再生法 という事になってしまった。

自分がいた部署は他社に事業譲渡される予定だったので、そのままそこに残るという選択肢もあったが、ずっと営業の仕事をやっていくつもりは無かったので、これを契機に会社を辞職した。。。

【USCPA受験】
破綻した会社が以前から粉飾をしていたという事実がわかった時に、『粉飾って、いったい何をしていたんだろう?』とか『監査していた会計士は、何をしていたんだろう?』などという思いから、会計に対する興味が湧いてきて、会計系のスキルを身につけたいと思うようになった。日本の会計士は期間的にも金銭的にも難しいし、自分は英語が好きだったのもあってUSCPAを選択した。

会社を辞めて勉強に集中して取り組んだのもあり、全体で9ヶ月くらいで完全合格することができた。2科目づつ受験し、全て一回で合格した。

【USCPA合格後の就職活動】
合格した時期がちょうどリーマンショックのまっただ中。最悪のタイミングだった。当初考えていた会計系のコンサルファームや監査法人はどこも門前払い状態。最初受けていた30社くらいことごとくNGで、精神的に相当追いつめられた。それでも根気よく活動して、最終的に4社くらいから内定を頂いた。その中で、これからIPOを目指す面白いベンチャー企業があったので、そこに行くことにした。

【ベンチャーでの(面白くも)壮絶な日々】
経理部という事で入社したが、行ってみたらいきなり財務部に転籍。ベンチャーの洗礼を受けたが、それは全ての始まりに過ぎなかった。部署とかは全く関係ない感じで、色んな仕事が降ってきた。最初にがっつりやった仕事は財務とも会計とも関係ない人事制度設計。

更に社長が政府担当者に説明するための事業計画の資料を(その業界のことをまだ殆ど知らないのに)作ることになり、徹夜で取り組んだりもした。結局会社の連結決算やIPO準備書類なども自分が担当することになった。殆ど家に帰れないような壮絶な日々だったが、色々な事が起こって勉強になったし楽しくもあった。

【Big4系コンサルファームへの転職】
ベンチャーでの仕事が1年ちょっと経った時に、昔から心を惹かれていたBig4系コンサルファームでの人材募集の話が舞い込んで来たので受けてみた。

今回はタイミングが良かったこともあり、内定を勝ち取ることができた。入社後、ちょうどタイミング良く大手企業のIFRS導入コンサルの案件に入るチャンスがあり、ずっとその案件を担当している。

以下Q&Aです。

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

USCPA合格後、いきなり未経験で日本企業の経理をやったとのことですが、できましたか?日本の簿記とかの勉強はしましたか?

大変でした。以前簿記2級の勉強はしたことがあったんですが、実務の経験がないし、何をどうすればいいのかわからない状態でした。

前任者からの引継ぎとかはあったんですか?

引継ぎとかそういうのは、キホン的に無い世界(ベンチャーは)なので。。 自力でなんとかするしか無い感じでした。

どうやって仕事を進めていったのですか?

上司となる経理部長が会計に関する知識はかなり持っていました。また(たったの数ヶ月ですが)僕より入社が早かった分(僕よりは)社内の事についても知っていました。とは言え、入社して間もない二人だったので、二人で相談し合いながら手探りで仕事を進めていくような感じでした。

連結決算もやったという事ですが、どうやってやっていたんですか?

連結対象は20社くらいあって、全てエクセルで連結作業をしていました。エクセルの連結フォーマット的なものがあったにはあったんですが、そのシートがどういう事になっているのかチンプンカンプン。そのシートの内容を理解するまでに約2ヶ月かかりました。理解した後は自分で使いやすいように改造していったので、効率的に連結作業ができるようになりました。凄く大変でしたが、手作業で連結作業をした事で、連結決算というものを深く理解することができたのは良かったと思っています。システムで簡単にできてしまったら、わからないままでしたからね。

IPO準備では、どんな仕事をしていましたか?

IPO前に2期分の監査を受けていないといけないので、しっかり決算をして監査を受けてOKをもらうのが一番重要な仕事です。それに加えて、上場時に必要な有報のIPO版のようなものを作成する仕事もしていました。これが本当に大変でした。

コンサルになっていきなりIFRSの仕事にアサインされたのは、USCPAを持っていることが影響していると思いますか?

はい。USCPAを持っていることと、英語ができることと、前職で経理の経験をしている事が影響していると思います。

IFRS導入のお仕事の、どの部分を担当しているんですか?

僕の会社の役割はPMO(Project Management Office)です。クライアント企業にIFRSを導入するプロジェクトの計画をして、日々進捗を管理して、課題が出てきたらそれを解決していきます。会計基準などの会計的な細かい部分は監査法人が担当していて、会計士さん達が4人~5人常駐しています。PMOはその会計士さん達や他の関係者達の仕事を調整し、プロジェクトを進行していく役割を担っています。

そのPMOの業務は何人でやっているんですか?

僕とManagerの二人で担当しています。Managerが非常に優秀な人で、とても気も合う方なので、色々と教えてもらいながら仕事をしています。

PMOって大変そうですが、会計士さん達から文句を言われたりすることってないんですか?

そんなにないです。みなさん言う事は言うけど優秀な方々なので理不尽なことはありません。自分も関係者の人達に迷惑がかかることがないように頑張っていますので、そういう事は殆どありません。

今回の仕事も未経験からのスタートだと思いますが、わからない事は多いですか?

はい。僕は会議を開いてまとめる立場なので、当然議事録も僕が書くんですが、その議事録を書くのに相当な時間を費やしています。会計方針を決めるPJなので、専門的な言葉や内容が出てくるんですが、聞いただけでは内容がわからない事も結構あるんです。聞いたそのままを議事録にしてしまえばそんなに時間はかからないんですが、なるべく内容を把握したいので一々調べて理解した上で議事録を書いています。今は時間がかかってしまいますが、後には役立つと思うので頑張っています。

コンサルの仕事で一番大変だなと思う部分はどんなところですか?

クライアントが考えている事の一歩先を行かないといけないのですが、それが簡単ではありません。例えば、やるべき事が膨大にあってクライアントが管理しきれていない時に、きちんと管理できるように枠組みを作ってあげないといけない。クライアントとの話の中から、何を一番必要としているかを汲み取って作らないといけません。説明した時に「あ~ なるほど」と言ってもらえないと価値がありません。「そうじゃなくて、こうなんですよねぇ」なんて言われるようだとダメなわけです。最初から答えがあるわけではないので、面白い部分でもありますが、大変な部分でもあります。

今の仕事で英語を使う機会はありますか?

はい。そのクライアントには海外子会社もあるので、海外子会社との連携が必要になります。その場合の書類は英語になるので、自分で英語で作成する必要があります。今のプロジェクトのフェーズだと英語を使うのはそれくらいです。

USCPAを取って良かったと思う点を教えてください。

前職も今の仕事もUSCPAがなかったら入れていないと思うので、キャリアアップの面でとても良かったと思っています。他に“US”で良かった面で言うと、USCPAは良くも悪くも日本の会計士とは違う見方をされるので、僕の場合USで良かったと思っています。事業会社で働く場合やコンサルとして事業会社に入っていく場合は、以外と日本の会計士を敬遠されたりする事があります。事業会社は形のない生き物のようなものなので、基準で縛る必要がある会計士タイプの人はフィットしないイメージがあるようです。その点USCPAだと事業会社の経験があったりする人が多いせいもあってか、そういう見方をされません。コンサルとして働く場合や事業会社で働く場合はUSCPAはいい立ち位置を取れると思っています。

今後の展望はどう考えていますか?

まずは今のPJをしっかり経験して、その後管理会計の分野や、シェアードサービスやBPO(業務改善)の分野のコンサル実務も積みたいと思っています。それから後はあんまりハッキリとは描いていないんですが、規模が小さめの会社のCFOを狙ってみたいとも思いますし、コンサルとして独立できたらそれもいいなぁとも考えています。まずは着実に今の職場で力をつけていきたいと思います。

以上です。その他、ベンチャー企業時代の面白い話や、転職活動時に苦労話など、色々と話して頂きました。ゲストのモリさん、ありがとうございました。

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