ブラック企業ではないけど、激務です。始発で帰ることもザラです。でもいま楽しいです!


第75回 USCPA CMレポート

実施日: 2012年10月20日(土)

【Guest】 あだ名 S.Yさん USCPA

自己紹介

第75回 USCPA CMレポート大学卒業後、外資系事業会社に入社。

上司がその時CFOも含めて4人いて、皆、USCPAかJCPAだったという事があり、この会社でやっていくんだったら早いうちにUSCPAかJCPAを取らなきゃいけなかったというのがUSCPAを目指したきっかけだった。簿記の知識も経験もなかったが、財務経理部に配属された。

入社して2年くらいが経った頃から、USCPAの勉強を始め、1年半ほどで全科目合格した。合格後はポジションが上がり、外資系の財務経理っていうのは資格は大事だと感じた。

結局、その会社には6年間いて、財務経理の色んな事を経験し、原価計算と証券会社を通じての資金調達、それと有価証券を作る事以外はほぼやった。

実際の業務は、管理会計だったり、仕分けを切ったり、監査法人とのやりとり、税務申告や内部統制の仕組み作りだったり、とUSCPAで勉強したことはほぼ発揮できた財務経験だった。

1年程前にBig4のコンサルに転職。

仕事内容は主にCFOに関わるサービスが5割程度、戦略的な仕事が3割、M&A絡みが2割といったところで、1年弱で細かいのを含め、6つ位のプロジェクトを経験。

Q&A

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

事業会社の経験の中で、USCPAだけの知識では足りずに苦労した事はありましたか?

USCPAですと日本の法人税だったり、消費税だったり、もろもろの税金の仕組みだったり、細かい所は勉強できないので、そこは苦労しました。

もしこれから事業会社の財務経理を目指されてるのであればUSCPAを合格した後で結構ですので、日本の税金の勉強もされると即戦力として働けるんじゃないかなと思います。

 

それは資格を取らないまでも勉強は、といったところですか?

そうですね、税理士法人の方と一緒に申告書の作成作業等をしていくことになるとは思うんですけど、そういった先生方と最低限の話ができる程度の知識は絶対に付けたほうが良いと思いますね。

それができないと結構厳しく突き詰められてしまい、リスクも高くてですね、私がいる時も何度も国税官の調査が入ったりしたのですが、下手すると会社にウン億円の損害を及ぼすって事もありえますので、意外と重要な分野かなって思います。

いずれにせよベースになるのはUSCPAで勉強したことは役立つという認識であります。

 

コンサルタントには、事業会社の経験は必須でしょうか?

個人的な意見としては、私の前職の経験が役だっているかというと正直、役に経っていないというのが印象ですね。事実として、それほど事業会社から来ている方は多くなくて、半分くらいです。

弊社の場合、公認会計士とか税理士法人から出向していたりとか、金融機関から来ていた人も多いです。

なので、私がやっているような戦略系のコンサルだと必須ではなくて、あれば良いかな、というイメージです。ただ、コンサルというのは、戦略以外にも業務プロセス改善とか、IR専門とか、マーケティング専門とか色々ありますが、お客さんの業務を改善していくようなコンサルだと事業会社の経験があったほうが良いですよね。

 

転職活動においてUSCPAが活きた面はありましたか?

前の事業会社から転職する際、コンサルティング会社に行くつもりはあまり無くて、同じ事業会社に行くつもりだったんですね。

その事業会社への転職活動時の印象は、USCPAは非常にバリューがあるんだなと思いました。書類を落とされるような事は無かったですし、面接をしていても、良い印象を与えていたと思います。

 

実際に内定も貰いました。

それに対して、コンサルティング会社への活動の場合は、それほどではなかったかなという印象です。特に戦略系とかだとMBAの方が必要とされている傾向にあって、それは当然だと思うのですが。

ただ実際に働き始めると英語ができて、会計が分かる人間っていうのは非常に機会に恵まれるなと感じていて、今までやってきたプロジェクトは全て海外に関わるものですし、会計がわかって英語が出来る人ってコンサルティング会社でも意外に少ないんですよね。

監査法人から出向している人がいるので、会計に詳しい方はいますし、帰国子女もたくさんいるので英語がめちゃくちゃ話せるという方もいますが、レベル感は違くてもその両方を持っているという人はなかなかいないので、結構、面白いプロジェクトにアサインされるというメリットはあると思いますね。

 

英語力は前職で身につけられたのですか?

海外との仕事はあったので、業務上、英語を使っていたいうのはありましたが、会計的な英語はUSCPAの勉強の時ですね。

 

コンサルティング会社の中での役割分担というのをもう少し聞かせて頂きたいのですが。

私のいるファームはいわゆる総合系と言われるところで、戦略・業務改善・ITといった業務があって、入社した時の適性によって、アサインされる傾向にあるのですが、私の場合、USCPAだったということで、財務よりのコンサルが多いのですが、戦略系で人が足りなければ、随時そちらにアサインされることもあります。良く言えば、色々なプロジェクトを経験できますし、逆に言うと自分はどこにいるんだとか、将来何処に行くんだろうという漠然とした不安はありますね。

 

戦略系という部門になっているわけではなくて、それぞれのプロジェクトベースで、全体から適切な人がチョイスされる形なのでしょうか?

これはファームによって、ある程度分かれているところときっちりと分かれているところとあると思うのですが、うちの場合には、壁は低いですね。色々と総合系のファームはありますが、一言に総合系と言っても、それぞれのポジションがあって、うちはわりと戦略系に重きを置いているような総合系ファームになります。仕事の半分以上は戦略系の仕事で、財務・経理系の仕事は全体の3-4割くらいです。1割がシステムとかアウトソーシングを他と組んでやっている仕事のようです。

 

業務改善系の仕事と戦略というのはどういった違いがあるのですか?

純粋に業務改善の仕事が来る場合もあると思うのですが、我々のファームに限った話をしますと、戦略系の仕事をしている中で、「わかったけど、うちでは出来ない」という話になって、業務改善に持っていく話が多いですね。

 

では、戦略の枠の中に業務改善があるというイメージでしょうか?

うちのファームではそういう場合が多いのですが、普通に業務プロセスだけの仕事が来る場合もありますね。例えば、経理で財務報告の期間を15日から5日に短くしたいという場合には、これ自体が経理業務プロセス改善の仕事ということになりますよね。

 

戦略コンサルとか業務改善のコンサルの仕事というのは今後、まだまだあると思われますか?

私はこの仕事は無くならないんじゃないかと思っています。世の中どんどん変わっていくと企業の戦略が変わって行ったり、業務プロセスが変わって行ったりしますので、コンサルが入り込む機会というかスキというのは絶えず発生していると思います。そして、うちのファームでも多いのですが、一旦コンサルに頼むとずっと受注してくれるお客さんが多いですね。なので、楽観的ではあるのですが、仕事は無くならないんじゃないかと思います。一緒にお客さんと働いている印象だと解決策を示して欲しいというニーズよりも問題を整理して、我々はどのようなオプションがあるのかというのを提示して欲しいというイメージのほうが強い気がしますね。

実際、会社としてどうやるかっていう判断は勿論、お客さんが決めるのですが、そこに至るまで、どういった、幾つくらいの選択肢が残されているのかという問題整理をする仕事のほうが近い感じですね。

 

当然、業務改善というのは自分たちでも考えられるけれども、それに対してプラスアルファのものを提供しなくてはならないわけですよね。

仰るとおりで、コンサルタントが問題を整理するのと専門家の知見というか、うちの場合だと会計事務所や税理士法人と一緒にやっていますので、そういったアドバイスを加えて、より付加価値を高めてお客さんに提供をしています。

コンサルタントというのは一人で全部出来る立場ではなくて、いかに物事を整理して、筋立てて、お客さんに価値を提供するかということで、その時に必要であれば、いろいろな知識を寄せ集めるんですね。

そして、どんな知識が必要なんだろうという事まで考えるのがコンサルタントの仕事ですね。海外案件が多いという話がありましたが、それはファームによって得意なところとかあるのでしょうか?

外資系がほとんどだと思うので、その国の仕事はその国でやれというような感じなのでしょうか

全てのファームがそうだとは言えませんが、その国の仕事はそのブランチがやるということになっていますね。例えば、ドイツの企業が日本のマーケットに進出してきましたという時にその仕事をドイツオフィスがやるのか、日本が担当するのかという時はおそらく東京が主になると思いますね。

勿論、ドイツから人が派遣されてくるとは思いますが。

いわゆる外資系のコンサルティングファームというのは全世界の拠点を持っていると思うので、国内で完結するというプロジェクト以外は英語を使うことになります。

 

もともと事業会社からということでしたが、戦略とかM&Aとかというのはやりながら身につけた感じですか?

そうですね。本当に入ってからですね。会社の図書館に行ったり、専門家に聞いたり、先輩がいるのでアドバイスを頂きながら、ですね。

さすがにクライアントに「分かりません」とは言えないので、本当にそういったところは大変ですね。

 

事業会社とコンサルでそれぞれの良いところと悪いところはどんなところでしょうか?

そうですね、、、事業会社の場合は、早く帰れますよね。それと良い意味でキャリア的に先が見えますね、積み重ね感があるというか。

したがって、自分が今、何をすれば良いのかがわかるんです。例えばCPAの勉強をしようとか。

特に財務・経理の仕事だと、バックオフィス系の仕事に絞れば転職先がいっぱいありますよね。

先が見渡しやすくて、計画的な人生が歩めるのでは無いかと思います。

方、良くないなと思うのは、先が見える分、つまらなく感じるかもしれません。

それと余り給与面では良くないですよね。さらに悪いのは頑張っても給与に反映されなかったり、やることの幅が限られちゃいますね。コンサルの良いところは、今やっている仕事だと経営全体に携わって、より上流部分に関与できるということと汎用的なスキルが身につきますね。

理解力だったり、ロジックであったり、考え方の部分であったり、ビジネスマンとしての汎用的なスキルはこの1年弱くらいでも上がっているという印象です。

それと頑張りと給与がほぼ比例していると思います。

同じ仕事を2回やることはないので、刺激的な毎日を送れるので良いと思います。

一方、悪いところは帰れない、、、お客さんに罵倒される。。

後はですね、さっきちょっと言いましたけどキャリアの先が見えないっていうのがありますね。これは汎用的なスキルというのと裏返しなんですけど。

例えば私のケースで言えば、バートナーを目指すのか、事業会社に戻るのか、事業会社でも何が出来るんだろうっていうのがありますし、そういう意味ではちょっと先が見えづらいですね。

転職する前と後で、「良かった点」と「悪かった点」がありましたら、お聞きしたいですが。

まず、転職前に思っていたのとちょっと違っていた点ですが、働くとは聞いていたんですけど、こんな働くとは正直本当思ってなかったですね。それは本当にびっくりしました。少なくとも終電で帰れるだろうと高を括っていたんですけど、、、始発だったりしますからね。

全部がそうではなくて、さっきも戦略が5割で財務経理が3割とは言ったんですけど、M&Aとか戦略系プロジェクトは本当に他との争いっていう部分もあるので本当に1分1秒を争う世界でその忙しさたるは本当、、凄いです。

それに対して、業務改善とか財務・経理系のプロジェクトはなぜか結構20時に帰れたりしますね。

その忙しさがずっと続くわけじゃないですよね?

運が悪ければ続きますね。例えば、2ヶ月のプロジェクトがあって、そのプロジェクトが終わる1週間くらい前になると、この人が来週からフリーになりますっていうのが社内の中で流れるんですね。

そうした時にパートナーから次の週からすぐに同じようなプロジェクトをアサインされると続いてしまいます。

ただ比較的、うちは緩くてですね、ひとつのプロジェクトが終わると一週間くらい遊ばせてくれてから、その翌週からまた違うプロジェクトに行くって場合が多いです。良かった事ですが、やっぱり忙しいとはいっても本当に想像以上に楽しいっていうのはありますね。

特に前職は事業会社で、本当に財務経理っていうと大体一年後、自分が何をしてるかって分かるようなスケジュール感なんです。

逆にスケジュール通りにこなす事があるべき姿と思われているようなところがありますからね。

一方さっき言いましたけれどコンサルティングは同じ仕事は2回もやらないって感じで進んでいるので、そういう意味では「今回のプロジェクトはどんなお客さんなんだろう」とか、「どんな課題があるんだろう」っていうのを見るのは、今は楽しいですね。

1年後どうなってるかわかんないですけど・・(笑)。

それともう一つ言えば、結構、無理難題言われても、なんか笑って過ごせるっていう、根性みたいなのが非常につきますね。

例えば全く経験してないR&Eと研究開発のプロセスについて、来週までに報告してって言われてもですね、2-3年前だったら「は?」とか思ったんですけど、今だったら「何とかやれそうだ」と、そんなイメージですね。

そういう意味では経験っていうのは重要だと思いますね。さっき言ったようにどこに活かせるのかっていうのは常に考えてないといけなくてですね。

次にもし事業会社のマーケティングに行ったときに、どういう風に活かせるんだろうかとかそういうのを絶えず考えてないと、先がないですね。

コンサルティング会社にずっと居る分には良いのかもしれないんですけど。

コンサルティング会社を辞めた方はどういう所に行かれてますか?

同業に行かれる場合も多いと思いますし、事業会社に行かれる場合もあると思うし、独立される方もいらっしゃいますし、大学の非常勤講師をやっている人もいますし、様々ですね。それはいろんな選択肢があるようですから。

事業会社からコンサルに入った時の壁みたいなのって感じましたか?

それはありますね。要求されることが180度違うというのが印象です。多分普通に事業会社から事業会社に転職するだけでも非常な努力が必要なんですけど、事業会社からコンサルティングに行くとその5倍位の体温差があるようなイメージですね。

というのは、例えば報告書の作り方1つにしてもですね、いわゆるコンサルタントの資料の作り方っていうのがあるんですよ。

うちで言えば例えば色使いがこれとこれとか、この棒の長さが絶対これとか。あと、どういう価値の出し方がいいのかっていうのが全く違いますね。

単に早ければ良いってわけでもないし、そういう感覚を掴むのが非常に難しくてですね。

そういった意味ではやはり入ってからじゃないとどうしようもないので、ほんとにコンサルタントを目指される方がいるんだったら、1か月でも早く応募して入られた方がいいんじゃないかと思います。

マネージャーとかで採用されると下からの突き上げっていうのがあって、「マネージャーなのにこんな事も出来ないんですか」とか言われてしまうんですね。

そういったところでも本当に1年でも早くコンサルタントになった方が良いですね。

コンサルタントかシニアのレベルで入ればそんな突き上げもそこまで強くない。

マネージャーで入ったらきついと思いますね。

いきなりマネージャーからっていうケースって結構あるものなんですかね?あまり年齢は関係ないという話をよく聞きますが。

通常はひとつ下のシニアコンサルタントで入るのが多いですね。ただMBAを持っていたりとか、前職の経験とか、優秀な人だとすぐマネージャーになるケースもあるんですね。

コンサルタントとして具体的には、どういうことをやられているのでしょうか?市場調査などもやられるのでしょうか?

市場調査だけやるっていうのはコンサルタントの仕事じゃなくてリサーチャーの仕事になりますので、仕事で市場調査というのはおそらくないと思います。その市場調査をした上で、どういうお客さんに攻めるのか、どういう商品を作っていくのかをマーケティングのフレームワークを使いながら、物事を整理して行って、今ある状況と照らしあわせていきます。

その対象が商品の場合もあるでしょうし、自社のポジショニングっていう場合もあるでしょうし、今後、リーチしていくお客さんって話もあると思うし、コンペティターに関してという場合もありますし。

そういうのを主にした仕事ですね。客観的にロジックで数字とファクトで物事語れっていうのが基本的にコンサルタントの仕事ですので、そういった意味ではやっぱりサーベイに基づいたファクトと完成されたフレームワークの二つがあれば、パズルのように当てはめて、そこにロジックの漏れが無ければ、仕事のベース部分はほぼ完成するのですが、それだと誰でもできる話になってしまうので、そこにコンサルタントとしてどういう新たな視点が必要なのか、っていうのを加えるのが仕事だと思うんですよね。

フレームワークだけやっているんだったら誰でも出来るので、それは仕事の本質ではないですよね。

USCPAを取得しようと思ったのが、会計で専門性を高めて仕事をした方が有利なのかなと思ったのがきっかけなのですが、そういった意味ではコンサルティングはあんまり向いてないのでしょうか?

コンサルティングでも財務・会計分野に特化したコンサルティングっていうのもあって、そういう分野のコンサルティングで、CPAという専門分野があって、かつ英語も喋れるとなると非常に即戦力的な位置づけで採用されるという話だと思います。一般的な経営戦略とか扱っているような所だとたしかにそのUSCPAとは直で完結するっていうところはあまりないのかなと思いますね。

では、そういった考えだと、コンサルでもピンポイントでそういう業務している所に行かないと、と言うことでしょうか?

そうですね。自分の専門分野を把握されてるのであれば、最初からそこに行かれた方が効率的というか、キャリア的には一本の筋が通って綺麗なんじゃないかなと思いますね。必ずしも戦略に行くのが良いとか、財務・会計に行くのが良いってのはないと思うんですけど、多分それは今後のキャリアとの整合性かなと思います。

仕事をしている中では、海外出張もあるんでしょうか?

行きますね。つい先日も1週間ほどイギリスへ行ってきました。行ったのは、番組制作系のプロジェクトだったので、イギリスの放送局のプロダクションセンターに行ってきてですね、どうゆう風に企画から、編集から、プロダククションからって流れを聞いて、報告書を作りました。

どのように先方の放送局とはコンタクトを取るのですか?

向こうの事務所からですね。現地の事務所が一つの放送局に対して、コンサルティング活動をしてまして、そのツテです。

離職率がかなり高いイメージなのですが、実態はどういった感じなのでしょうか?

総体的に言えば事業会社より高いと思うのですけど、ただそれは従業員もある意味、納得しているところがあって、必ずしもそれがネガティブな転職とは限らないですね。よく言われるのは3年で半分残れば良いかな位ですね。

やっぱり本当に修行の場じゃないんですけど、皆さんそういったキャリアアップの目的で入られる方がほとんどです。

コンサルの本を読んだ時に採用面接が戦略系だと結構キツい面接だと書かれていたのですが、どういう感じの面接だったのですか?

自分がコンサルで転職活動していた時は、本当にピュアな戦略ファームは本当にそういう面接でした。本当に本に書いてある通りだと思います。

今の会社では、そういう事はなかったですね。すごく穏やかに終わりました。

筆記はほぼありましたね。

転職活動において、何が売りになって、採用になったと思いますか?

今の会社だとUSCPAは若干、有利だったかなと思いますね。やっぱりBig4の一つという事で、多少、役だったと思っています。それ以外では、前職で経営管理をやっていまして、ある程度全体を見渡すポジションにいたっていうのが良かったのかなと。

これが何かもっと専門的な分野での職種だったら不利になっていたかなと思います。

戦略系に行こうと思ったら、一般的な意味では経営企画とか、マーケティングが有利ですね。

USCPAの勉強していた時の話を聞かせてもらえますか。

勉強した期間はダラダラとやっていたんですが、二年弱位ですかね。その時は日本受験が出来なかったので、グアムに行ったのですが、今はもう日本で受験できるようになって、しかも一科目ずつ受けられるなんて良いと思うんですよ。

皆さん、どういう勉強方法されているかわからないんですけど、僕はMCだけを繰り返しやりましたね。

まぁ、いろんな勉強方法があるとは思うのですけど手を広げず狭めて、教科書に載っていることだけが100%解答ですというのを目指してやってました。

モチベーションの維持はどうしていましたか?

会社から出世をチラつかされてましたんで、、(笑)。最初に転職した時に違う外資系事業会社の財務経理では、やっぱりすごく評判が良かったので、やっぱりそういう意味では相関は少なからずあると思います。

資格を取れば外資系の財務経理分野ではそれなりの価値があるというのは事実だと思いますね。

勉強する時点で英語力というのはどうでしたか?

元々英語は喋れる状態ではありました。それは自分の強みとして言っている所はありました。転職活動において、理想的には900点は絶対獲っておいた方が良いです。ひとつ受けた所で900点が書類選考のラインって会社もありました。

TOEICの勉強と喋れるのは別だと思うのですけど、そのどっちの方が重要だと思いますか?

個人的には、話せれば読めるんだと思います。読めても話せない人はいっぱいいますよね。話す、読む、聞くで一番レベルが易しいのは「読む」ですよね。次に「書く」と「聞く」があって、一番難しいのがが「話す」でしょうね。

以上です。

コンサルティング会社での仕事のイメージとして、業務自体が激務であったり、人の入れ替えが激しかったりというのが一般的にはあり、今回、話を聞いてもやはりその通りだったのですが、S.Yさんはむしろそれを受け入れて、楽しんで仕事をしているというのが本当に伝わってきて、印象的でした。人によって、向き不向きというのがありますので、自分に合った仕事に出会えるというのは、幸せな事ですね。

ゲストのS.Yさん、有難うございました!

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