成功の秘訣。それは、目の前の小さなハードルを一つ一つ、がむしゃらにこなしていく事です。



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第89回 USCPA CMレポート

実施日: 2013年6月9日(日)

【Guest】タダミさん

ゲスト紹介

84回 コネクションミーティング

大学卒業後、大手建設会社に一般職として入社し、経理部門へ配属。
その時に簿記2級を取得。

数年働いた後、別の日系企業に転職したが、仕事の幅を広げる為に外資系IT企業へ。

その当時の英語力は外資系企業に転職をするということで英語を勉強して、TOEICで700点ほどは取れたものの、実践力はほとんどない状態だった。 最初の仕事内容は買掛金を見るだけだったのが、次第に固定資産、売掛等と業務が増えていき、3年ほど経った時にシニアアカウントに昇格。

アカウンティング・レポーティングは全部やる事になり、監査対応と税務対応をやることに。
その時、会計士の方、税理士の方と直接話しをする機会が増え、「現場の学習だけでは限界があり、会計を体系的に学ぶ必要がある」と感じた。 その頃に社内体制が大きく変わり、直属の上司が外国人となり、英語を使わなくてはならない状況になって、会話力が飛躍的に伸び、TOEICも800点半ばになった。

そこから数年が経ち、キャリアの頭打ちを感じ始め、USCPAの学習を開始。

11ヶ月間の猛勉強の後に4科目一度に受験し、全て一発合格した。

翌年、マネージャーに昇格。今は制度会計、管理会計は勿論、人のマネージメント、経営会議への出席、中国・韓国・台湾を含めたリージョンの管理も行なっている。 今の会社では13年目。

Q&A

  • ゲスト
  • 参加者
  • 司会

今の会社に入社した当初、変化が早かったり、「ワイルド」だったりしたということなのですが、そんな中でも続けて行けたのはどんな理由でしょうか?残業とかは多いですか?

私はただ必死だっただけで、考える余裕すら無かったです。辞めようとは思わずに、目の前に出された仕事を全部こなしていきました。 残業は季節によって大きく違います。

予算・決算の時期は、終電はなくて、タクシーで帰る生活です。

タクシー帰り

それに対して、今の時期は月末、四半期末をのぞけば、自分の裁量で仕事のコントロールができます。平準化したいのですが、なかなか難しくて、そういう暮らしですね。 社会人になって最初の配属から経理なので、そういうものだと思って受け入れています。。

ただ、深夜残業が続く時期はそれほど長くないです。

ではワーク・ライフ・バランスはきちんと取れていますか?

そうですね。今の会社はそれを重視してくれる会社ですし、上司の理解もあるので、有給も取りやすいです。

外資系のいわゆる「ワイルドさ」というのはどういうことなのでしょうか?

転職当初に辛かった点は、一つにはまだ会社そのものが若く規程が整備されていなかったことと、もう一つは、「エンロン事件」前でしたので、内部統制の重要さが一般社員に浸透していなかったことが原因です。そして、今のチャレンジは早い変化を良しとする社風です。 Aでうまくいかなかったら、Bをやってみようとか、Aでうまくいってないわけじゃないけど、Bもやってみようとか。良いと思ったら、今すぐにやるという事などもそうですね。 「ではキリのよい来期から始めよう」ではなくて、今日から、むしろ遡ってやるという感じです。

それに組織のピラミッドが小さいから、上まで伝わるのが早いんです。意思決定が早い。 しかも、変更前との矛盾を恥ずかしいと思っていないんです。今までと矛盾していてもなんとも思わないんです。矛盾していようが良いと思ったらやってしまうんです。

なので、外資の求人にはよく、「変化に柔軟な方、変化を楽しめる方」って書いてありますよね。(笑)

会計とか税務系の勉強は今もご自身でやられていますか?

それほど会計の勉強はしていませんが、ビジネス系のセミナーには時々行きます。合格してしまうと体系的に学ぶ機会ってあまり無いんですよね。 ちゃんと経済には目を向けておこうという意識はしています。

USCPAで勉強された知識というのは使っていますか?

お世辞ではなくて(笑)、本当に物凄く使っています。今でも机の中に当時のテキストが置いてあって、辞書のように使っていますよ。 テキストは無駄なくまとまっているので、ノンファイナンスの人に説明する時にそれをそのまま使って説明したりしますし、あとはめったに使わない知識についてはテキストを引っ張り出してきて、辞書代わりに使っています。

会計は基本的に、同じ概念や構造の繰り返しなので、学んだ知識を今やっている仕事に活かすことが出来ています。

スタッフもアビタスで合格していて同じようにテキストを引き出しに入れてありますよ。 向こうの方が新しいテキストなので、たまに借りたりもします(笑)。

経理の方は何名で、何名の方がUSCPAを持っているんですか?

経理は全員で6名で、合格しているのは私を含めて二人です。

「USCPA」と名刺に記載はされているんですか?

はい。私が受験した当時は、デラウェア州でCertificateが取れたので入れてあります。 名刺に書いてあることの効果はやはり大きいですね。社外の方と会う時に私が出て行くと「男性を出してほしい」と言われる場合があるのですが、名刺に肩書きと「米国公認会計士」と書いてあると話を聞いてもらえるようになります。

グローバルな会議にも参加されているということですが、世界中から集まったそこに出席される方も皆、USCPAを持っているんですか?

はい、そうですね。合格していないって事はないです。Big4のアカウンティング・ファーム出身の方が多くて、自己紹介を聞くと、海外の人は学生時代の専攻と仕事が連動してますね。職業訓練として教育を受けているので、ビジネススクールに行って、アカウンティング・ファームに行って、その後、マネージャーとして採用されたという方が多いです。

持っていて当然という雰囲気です。 彼らはメールのフッターにも「CPA」と入れています。

海外出張はありますか?

あります。リージョンの会議が多いですね。年に1-2回あります。 海外の人も社歴が長い人が多くて、10年以上勤務していると年に1-2回しか合わなくても他の国の人達と仲良くなります。何だか不思議な友情だなぁ、と思います。(笑)

会計基準はUSGAAPですか?

3つ決算をやっていまして、まず本国はアメリカですから、メインのレポーティングはUSGAAPです。次に、日本の開示のために、決算期に日本基準に組み替えを行ないます。これが2つ目です。

それよりももっと注目されているのが3つ目で、会社独自の会計ポリシーによる決算です。

会社がどれくらい儲かっているかを知るには、そちらの方が分かりやすいのです。。
例えば、経営者や営業の人にとっては、、最終月に一億円の売上を上げたら、その年の売上が一億なんですよ。

12分の11が来年に繰り延べられてしまうと、かえって分かりにくくなるのです。 全業種に適用される一般的な会計基準では、今年の業績が良かったかどうかがあまりピンと来ないので、パフォーマンス・レコグニションと言って、自分たちの業績を測るための会社のポリシーがあります。それでボーナスの査定も行われるし、自分たちも評価されるので、もっとも注目されるのです。 まずはそれで作って、その後、USGAAPに組み替えて、年に一回、JGAAPに組み替えて、さらに税務申告の時に申告調整をします。

そのスタイルというのは個人的にどう思われていますか?

グローバルな企業で働いていたら仕方のないことだと思います。本国にはUSGAAPでレポートするしかないですし、日本の法令のもとでビジネスをやっている以上は、それに従わないといけませんし。 ただ、マネージャーになってからは自分でコントロールできる部分が増えました。

その組み替えを一年に一度やるのか、四半期に一度やるかというのは自分で決めて良いんです。 そういった部分は楽というか、ストレスが減らせている部分です。

グローバルでは1万人いる会社なのですが、日本は200人くらいですから、わりと川上から川下まで視野に入るんですね。 その点、昔在籍していたゼネコンですと、会社が巨大すぎて自分がどの部分にかかわっているのか分かりませんでした。

単純な分数ですが、以前は1万分の1だったものが今は200分の1だとすると、自分の影響力が大きくなった気がするんです。それがマネージャーになれば、もっとコントロールの過程に携われます。

大きな会社に在籍していた当時には、あまり感じられなかったんですが、今は「会社って自分で作っていくものなんだ」という感覚が得られています。

それはマネージャーになってからですか?

やっぱりそうですね。 私の部下の人に、「これは私の好みだけど、こういう風にやって欲しいと」言えるようになりました。USGAAPで決まっている事というのは部下の人たちも反論はないとは思うのですが、たとえば年に1回で良かったものを4回やりましょうとか、USGAAPのRequirementではないけども、私が必要だと思うからやりましょう、という時には、部下の人にとっては不本意かもしれませんが、マネージャーに裁量があればそれが出来るんですね。

マネージメントしていく上で、やりがいってどんなところですか?

やりがいは思っていたよりもあります。私はキャリア志向ではなかった為、マネージメントにやりがいを感じている自分に会うのは新鮮です。また、部下の人が、「出来なかった事が出来るようになる」場面に、一緒に立ち会えるというのは、感動しますし、とても「良いなぁ」と思います。

今の職場では、自分でキャリア開発を志向しなくても、皆、やらざるを得ない部分が多くて。向こうから、どんどん変化がやってくるんですよ。 私が今までこの会社にいたのは、会社の方が変わっていったからだと思うんです。 そろそろ別のことを経験したいなと思ったら、会社のほうがトランスフォームして、リージョンの担当をやるようになったり。

これは私だけではなくて、部下にとっても同じです。日本語だけで仕事をしていたかったのにリージョンも見る事になってしまって、そうすると、、「辞めるか/やるか」しかないので、みんな一緒に育つんです。

今は仕事中、日本語と英語のどちらが多いですか?

基本的には、日本語です。ただメールはほとんどが英語です。会社の書類もほとんど英語なので、会議では日本語で話しているけども、資料は英語という感じです。 日本で作っている就業規則や規程は日本語ですけれども、売上の認識などの会計のポリシーは英語で書かれています。

部下への指示や上司への報告は日本語で話しています。

英語のことをお話しすると、アビタスの教材で勉強をしている時にMCを繰り返しやっていたんですが、ある日突然、英語が得意になったんです。

USCPAの試験は11ヶ月で合格できたんですが、何があろうと一日一問はMCを必ずやっていたんです。 そうして英語を毎日見ていたら、突然、洋楽の英語の歌詞がわかるようになったんです。「なんだこういう事を歌っていたの!?」って感じでした。(笑) 今はTOEICでいうと945点くらいです。

時々、採用の場面などで、、「満を持しすぎちゃった人」にお会いすることがあります。 「昔から外資で働きたかった」とおっしゃって応募されるんですけれども、英語が話せるようにならないとダメだとか、会計の知識をきちんと身に付けてからでなければダメだとか、それで時間が経ってしまっているんですね。

本当に外資系企業で働きたいのであれば、とりあえず入ってしまえば良いと思うんですよ。 入ってしまえば多少のことならば、何とかなるんですよね。

社内行事ってありますか?

あります。キックオフミーティングが年に1回、各部の幹部が、その年のAction Planを発表して、その後にホテルのバンケットでパーティーをやります。 そして、半期ごとに振り返りも行います。

その他には、「感謝デー」、という行事もあります。トラブルの時に対応してもらったとか、実は誰々さんの笑顔に救われているとか、初心者の私に優しく教えてくれたとか、業績評価ではカバーしないところをきちんと感謝に表しましょうという行事があるんです。とても照れくさいですけど、良い行事だな、と感じます。

勉強をしていた時のモチベーションの維持はどうされていましたか?

デラウェア州でCertificateを取りたいという目標あったことと、自分としては勉強のスタートが年齢的に遅かったと感じていたため、それほど時間を掛けられないと焦っていたことがかえって良かったようです。性格的に、目の前に出されたものをこなしていくのが快感で、終了したシラバスをひとつひとつマーカーで消していくということをひとつのモチベーションにしていました。

あとは、最初の時点で「一日何問解く」というのを自分に課していました。

教材自体が他校に較べてとてもコンパクトに出来ていたため、教材が送られてきた時に「これだけならば一年で終わらせる」と感じたんです。

そうやって自分で決めた小さなハードルをひとつひとつこなしていくうちに、勉強すること自体を楽しめたんだと思います。


文中にもありますが、ゲストのタダミさんは、「外資系企業に入りたいと考えているならば、なるべく早く、転職したほうが良い。心配は色々とあると思うけど、入れば何とかなりますよ。」と仰っています。
これはご自身の経験による裏付けであり、その自信がとても伺えるお話でした。参加者の皆さんも興味深く聞いていたのが印象的でした。
タダミさん、有難うございました!

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