第145回 USCPA CMレポート ~グローバル事業会社の連結経理・財務特集!~
実施日: 2018年6月24日(日)
【Guest】 あだ名 しゃんしゃんさん
USCPAゲスト紹介
しゃんしゃんさん (男性) USCPA
大学卒業後、グローバルに展開する食品系の事業会社へ就職し、連結決算を5年経験し、昨年から財務担当となり2年目。アジア、アフリカ、欧米各国の関係会社とのコミュニケーションから、連結会計、開示、M&AにおけるPMI業務(連結会計の導入、減損テストなど)を担当し、IFRS導入業務にも携わった。今の会社でいち早く海外で働ける機会を掴むため、入社1年目からUSCPAの学習を始め、2年前に合格した。
現在は財務を担当する部署へ異動し、円貨・外貨の資金繰りや、グループ会社の資金管理、グループ全体の資本政策などに携わっている。次の目標として、米国証券アナリスト(CFA)の取得を目指して勉強中。
- USCPAゲスト
- 参加者
- 司会
Q&A
USCPAの学習はどのような経緯で始められたのですが?
入社したときは貸借の右左もわからない状態で連結に入りました。先輩から教わるけど、自分の中で業務が腹落ちしない状況が続いていて、関係会社からも問い合わせを色々と受ける中、USCPAという資格が効いてくるんだろうなと思って学習をスタートしました。
もともとはMBAに行きたいなと思っていて、その代わりではないですけど、キャリアに穴を開けずに取れる資格がないかなと思って探していたところ、USCPAを見つけて、その後にCFAを付け足したという感じです。
最初はFARとAUDを受験したのですが、FARは業務をやっていた事もあって、サクッと受かったのですが、AUDは落ちてしまって、そこからしばらく業務の都合やCFAの学習を挟んで、時間が空いてしまって、残り半年くらいで3科目を受験して合格しました。
しかもその時、Expireするのが5月半ばくらいで、うちの会社が3月決算なもので、本当にバタバタしている状況で何とか合格することができた感じです。
現在、IFRS導入の事業会社の連結決算チームで海外の子会社を担当しながら勉強しているのですが、どうしても四半期、年度末決算の時期は勉強時間が通常時より取りづらく自己嫌悪に陥りやすくモチベーションの維持が難しいのが悩みで、しゃんしゃんさんがどのようなサイクルで学習を進めていらっしゃったかコツが知りたいですが。
学習と仕事の絡みという面ではいかがですか?
経理をやっていたと言っても、5年間、連結決算しかせずに財務の方へ行ったのですが、連結というのは各科目すべての内容が活きてくると思っていました。色々な部署で活きてくると思いますし、管理会計もBECと絡みますが、AUDを絡められる場所というのは、ここか監査部しか無いんじゃないかと思います。
連結をやっていると四半期ごとにレビュー監査を受けますから、会計士との接点が非常に多いですし、彼らは彼らで気づき事項として指摘がくるんですけども、その時に彼らがどういった視点で質問を投げてきているのかとか、どこをどう押さえれば納得してもらえるのかっていうのがわかるようになりました。
その面でとても仕事の効率化ができたと思います。質問って無限に増えますし、こちらも残業がどんどん増えるので、率先して、年次が低くてもリーダーシップを取って、質問をサクサク切り分けて、さばいていけるようになったのは非常に大きいと思います。そういった面でもAUDというのは経理業務に関連してくると思います。
AUDは一度、59点で落ちたのですが、その後、受かるまで意識したのは、監査法人から四半期でレビューや監査を受けるときにこのテキストのカリキュラム中のどこに基づいて彼らはこういう仕事をしているのかとか、海外にたくさんある関連会社とのやりとりなども勉強に活きてきた部分があり、有機的に結びつけることができて、無事にパスすることができたので、そうした面でも連結にいたことは非常に運が良かったなと思いますね。
FARに関しては、もちろん、活きてきますよね。経理財務の方であれば日々、実感してると思います。
それとREGに関しては、勉強しているときは最初、全くモチベーションが上がらなかったですね(笑)ただいつだったか、会社がアメリカの会社をM&Aで買収するというときにまだ勉強している最中だったのですが、真っ先に手を挙げたんです。
大型の案件だったので、やらせてもらえるとは思わなかったのですが、任せてもらえて。アメリカの会社だったので、まさにUSGAAPで、税制も米国の税制なので、勉強していたことがまさに活きたという感じでした。
ですので、結果的には会社の業務の中ですべて活かすことができて、非常に助かっていたなと思います。
そんな中で一番活きたと思うようなことってどんなことがありましたか?
その在籍していた5年間の中で、IFRSの導入がとても大きかったですね。最初は日本基準でした。IFRSでの決算を作りながら、色々な論点をコンサルの人と話し合って、会社としての細かい会計方針を作りました。それを作るときに日本基準をベースに仕事をしてきた人にとってはなかなか取っ付き難いものがあって、それまでの経験に囚われてしまって新しい基準を柔軟に受け入れるのが難しそうな感じがしたんです。
ただ自分はまだ初めて間もなかったのとUSGAAPを勉強していた事もあってスムーズに入っていけました。
IFRSの導入にあたってはUSCPAの学習をしていることでIFRSを十分に理解できているものなのでしょうか?
全く勉強をしないというわけにはいかないと思いますね。教科書にはUSとIFRSの違いが書いてあると思うので、あれがわかっていると大きなところが分かっている程度だと思います。
ただ仕事となるとUSGAAPであっても、USCPAの学習だけでは足りなくて、細かいところをどう落とし込むかというのはUSでもやらないと行けないと思いますね。それはIFRSでも同じだと思います。
概念レベルで言うと教科書の論点のまとめのところは重要なところを抑えられているので、そこがわかっていれば非常に強みだと思います。
今の職場にはUSCPAの方は多くいるのですか?
日本の会計士の方はいらっしゃいますか?
会計とか経理の業務を体系的に学習するべきか、それとも業務の中で一つ一つ学んでいくほうが良いのか、皆さん、どうされているのかなって思っているのですが。
私が思うのは、木の幹と枝の先に付いた葉っぱの関係かなと思っていて、木の幹となるのは、今、学習されているUSCPAの学習で、その先に付いている葉っぱが一つ一つの経験でOJTで身につくものだと思うんですね。
葉っぱだけかき集めてもなかなか立派なものにはならなくて、大きな太い体系的な知識の先に葉っぱが付くからこそそれぞれ機能して、立派なものになるんじゃないかと思っています。
自分自身もこの体系だった知識を得ることで、例えば海外で買収案件があるとか、今だとこういう増資案件があるというときに増資なのか、それともお金を貸すのかとか、その国の税制はどうなっているのか色々と検討しなければならないんですけども、それを今までこうした学習をしてきていなかったら、どういう仕訳を打つかというイメージしかできなかったと思うんですね。
それが税務はどうなっているかとか、どういった金融商品を使えるのか、といった具合にパッと話を聞いたときにこういうことがリスクとして出てくるな、ということが頭に浮かんで来るという意味で、体系だった知識というのは遠回りのようで、OJTと組み合わさると非常に強いと思います。逆に仕事で会計のことをやらないと宝の持ち腐れになるのかなと思います。
以前、このコネクション・ミーティングで話があがったのですが、いきなり連結というのは戸惑いのようなものはなかったですか?
私の場合は本当に会計知識ゼロだったので、連結というのが何をするのか全くわからなくて、周りの先輩からは「大変だね」と言われたんですけど(笑)、何が大変なのかがわからなかったですよね。でも、幸か不幸か、新入社員で連結に入るのは、会社はじまって以来だったようで、当時、連結チームが管理職手前の方が多くて、若返りを図らないと、って話で新人を入れてみたらしいんです。
最初の方は仕訳を打ったり、短信を作って、東証のシステムや金融庁のシステムにデータを上げたりという簡単な仕事をしていました。
そんな中、USCPAの資格の勉強を初めてちょっと経った時にとある会社を清算しますという時にその清算の会計処理を考えてくれという話になりました。これをどう処理するかというところで、ものすごく議論になり、自ら考え、解を求めるべく動きました。
この経験は、非常にUSCPAの勉強が役に立つというか、自分を信じて仕事をして良いんだなという事を実感して、入社2-3年目で初めてブレイクスルーができました。あの経験は、やっぱりこうした勉強する場を仕事以外で設けていなかったら、仕事で経験することだけが全てになってしまうので、遅くまで残って一人で考えるということもしなかったでしょうし、そういう意味でとても良かったなと思っています。この事で上司にも認めてもらうようになったと思いますね。
連結と単体で部署は全く分かれているんですか?
同じ経理課みたいな中で、チームが違うので、全く違うと思っていただいて良いかと思います。連結している関係会社が100社くらいあって、半分弱くらいは海外なんです。売上と利益に関しても半分は海外です。10数名のメンバーでひとり10社前後を担当しています。海外の人とのやりとりはメールが基本だと思うんですけど、これが厄介で時差がものすごくあって、6営業日で締めますと言っても、日本の6営業日だとブラジルでは5営業日で、アメリカだともっと悲惨なんですよね。
連結のパッケージを出してもらうんですけど、間違いがやっぱり結構あって、出てきたものをチェックして、その間違いを指摘するのにメールを送るんですけど、時差の関係上、ヨーロッパとかだと一日一通とかになっちゃうんですよ。会社からは決算の短期化を言われている中なので、その一通のメールの中に私のスキルを総動員して、一度で欲しい答えを引き出さないといけなくて。
それはすごく考えてやっていたんですけど、そういう時にUSCPAの学習の中でのMC問題とかの文章の書き方とか、言い回しとかをメールに転用できて、そういう意味でも勉強したことが活きて、すごく良かったです。これは英語で試験をやってきた強みだなと思いますね。
現地に行かれることもあるんですか?
そうですね。この3-4年は年に一度くらいのペースで海外出張に行っています。
行くときにはその時、その時でテーマがあって、一度、パリに行ったときには、各地で経理財務の担当者会議みたいなことをやっていて、関係会社が幾つもあるところに関してはその地域でまとめて半年に一度くらい担当者が集まって、日本からも何名かが行って、1-2日間会議をして、状況を報告しあって、個別に懸念している案件があればスモールミーティングを行なってという感じでした。
韓国には何度か行ったんですが、韓国で新しい会社を立ち上げるということで、経理規定を入れたり、原価計算がどうなっているかを見に行ったり。
他には、海外の法人で担当者が交代することに伴って、連結パッケージの作成方法を教えに行ったりしました。こういうことって凄く身につくというか、為になります。人に説明するときって体系だった知識がないと説明できないですよね。個々のOJTの経験だけだと説明が出来ないので、あのときは本当に勉強していて良かったなと思いました。
USCPAを持っていることで周りから何か言われたりしますか?
関係会社が集まる会議があると自己紹介の名前のあとに「,MBA」というのがあったりすのが当たり前ですし、アメリカの関係会社を担当していたときは向こうのコントローラがやはりUSCPAを持っていて、「オレも昔、試験を受けて大変だったよ、お前も頑張ったな」みたいな事を言われて(笑)、話のネタにはなったりしますね。
そうしたものが専門性というか、アイデンティティーになりかけているのかなとは思います。
ブラジルからトレーニーが来ているという話と関連して、うちの会社の場合、日本人を現地に送り込んでいるのですが、御社の場合は、現地の方を育てているという感じなのでしょうか?
会社としては、現地の方で回っていくというのは、その土地に会社が根付いてきたということなので、良いことなんだと思います。ただ本社のスタッフにしてみれば、少しさみしいなって感じです(笑)
行きたいって手を挙げている方も多いですか?
ただ海外に行くとなると会社が小さくなって、経理だけじゃなくて、財務とか、色々とわかっていないとダメなんですよね。特に大きいのがガバナンスで、小さい会社こそガバナンスは大事で、大きな会社だと人がたくさんいて、そういう部署を作ってコンプライアンスを入れることが出来るんですけど、小さいとそういうことが出来ないですし、そうしたことを小さい会社こそどのように防ぐかというのは一人一人の力にかかっているので、AUDITとか内部統制を勉強された方が海外へ行って、きちんと見ていくというのは益々大事になっていくんだと思います。
むしろそういうアピールの仕方をすれば、USCPAというのがかなり説得力が出てくるんじゃないかと思いますね。
海外へ行けるチャンスはありそうですか?
部署横断的なジョブローテーションというのはあるんですか?
あと最近はよく「残りは税務だけだな」って言われますけどもね(笑)今は移転価格税制とかBEPSとかそういうのも出てきているので、そうしたことも経験したほうが良いんじゃないって言われますけども、海外でもそうしたことは経験できますからね(笑)。
ただここまでのところ、経理をやって、財務もやってきてよかったなって思います。財務に来て思うのは、資本政策にも関わるようになったり、為替リスクをどうしていくかとか、そのあたりに関わるようになって凄く面白いです。
ある国だと相場が3つあったりして、国が管理している公的な相場と国が認めている非公式な相場とさらに完全にブラックな相場があって、国が管理しているところは取引量を制限しているんですよ。その国は原油の価格に大きく左右されるので、会社の事業活動への影響も大きいです。そこをどうしていくのかって財務の醍醐味ですよね(笑)
資格とか経理の知識・経験があるからこそ、財務に活きている部分があるんですか?
今、CFAを勉強していると話しましたけど、それはどちらかというとコーポレートファイナンス寄りなんですね。
勿論、会計をやって、税務のプロフェッショナルへいくという道もあると思いますが、より経営に近いということを考えるとコーポレートファイナンスかなと思います。戦略を考える上で投資の判断をどうするかとかっていうのはとても重要だなと思いますので。
日本の証券アナリストとは違うんですか?
次はバリュエーションで、モノの価値が幾らかとか、この株式は幾らとか、この会社のこのキャッシュフローでこの企業価値は幾らかみたいな色々なアプローチがあって、計算をするんですね。コーポレートファイナンスをやりたかったので、ここでは非常に勉強になりました。
そして、最後のレベル3は昨日受験してきたんですが、これはポートフォリオマネージメントでファンドマネージャーとして自分のファンドをどのように評価するかとか、どういうヘッジの仕方があるのか、パフォーマンス評価とか、どう組成するか、こういうクライアントがあって、このクライアントはどういうポートフォリオを組んであげるのが良いのか、等などですけども、ちょっとオマケ感はありましたかね。
自分にとってはレベル2がやはり勉強になりました。そういう意味では、日本の証券アナリストのほうは負担が少ないですし、2次で終わるので、良いかもしれませんね。
私の会社の先輩でアメリカにいる方は、USCPAを取って、CMAという組み合わせです。
うちの会社にはそういう方はいませんね(笑)まずはUSCPAを頑張りたいと思います。
今の会社は小さい会社で財務経理で3名しかいないのですが、いかんせん仕事の幅の広がりがなくて、日常的な仕訳に留まっているので、何とか資格を取ってもう少し幅を広げられる仕事ができればと思っているのですが、どういうところへ転職をすればよいのか迷っているので、もう少し具体的にどのような会社で、どのような仕事をしているのか伺いたいのですが。
私の会社は食品系の会社で、売上高は1兆円くらいの規模です。連結の時は10社くらい担当をして、細かい話ですけども、内部取引を消去したりとか、資本連結といって投資資本を消去したりとか、そうした細かい会計処理から、東証に上場しているので短信を作ったり、有価証券報告書を作ったり、株主総会の資料を作ったり。そうした開示系の仕事もあります。
開示って面白くて、東証が出している適時開示ハンドブックみたいなのがあるんですけど、その本を見て、会社で業績に影響を与えるような色々なイベントがあるんですけど、これを適時開示に求められているのか、それとも必要ないのかというのを連結の方で判断しなくて、そのハンドブックを読み込んだりします。
他にはM&Aがあった時にPMI業務をしたりします。これも面白くて、買ってきた子会社の会計基準が違うので、どこまでその会社のオリジナルを受け入れてあげて、でも我々は日本の証券取引所に上場しているから、ここまでは許すけど、ここからは最低限受け入れてよ、といった話し合いに行ったりします。
こういったことって大きな会社じゃないと出来ないのかなと思っています。あと財務へ異動して、去年一年間は資金繰りでうちの会社の残高がどうだとか、国内とか海外で資金集中システムがあって、関係会社の資金を集めてきて、ショートしている会社には補充してあげて、たくさんあるところからは取ってきて、ということが出来るんですね。
そうすると銀行からの借り入れも減って利息負担が減るというのがあるので、それを管理したりしていました。またプロジェクト案件を担当するときには、その事業でやっている事業部からこういった会社に増資したいとか、資金が足りないから貸付してほしいというのがまず来て、それに対して、お金を出すからその回収計画を立ててもらいます。何年かかって回収するつもりなのか、前提はどのくらいで業績を見ているのか、現在価値に置き換えたら幾らの価値があるのか、というような事を計算してもらって、それを財務として精査して、それがOKになれば、その資金調達をどうしよう、銀行から借りてくるか、というような事をやります。
うちは大きい会社だとは思いますけども、日本を代表するようなトヨタとか、日立とかという大企業ほどではないので、そういうところよりかは任せられるのかなとは思いますね。大きなところへ行く魅力もあるとは思いますけども、ある程度、任せてもらえるところというのも見たほうが良いんじゃないかと思います。
楽しそうですね(笑)。細分化された結果、どのような仕事をしているのかがわからなかったので、よく理解できました。
そうですね。そのほうが向いているかなと思っています。
うちも結構、中途採用が増えていますが、皆、わかるんですよ。経理だと減損といえば減損だし、B/SといえばB/Sですよね。営業だと扱っている商品によって違うので、言葉から学ばないといけなくて、細かいところは勿論、違いますけど、だいたいわかるじゃないですか。かなり人材の流動性は高いと思うので、あとは業種業界も大事ですけど、社風も大事なんじゃないですかね。
財務子会社がうちは1-2個しかなくて、現地法人化して、ブラックボックス化してきて、何をしているかわからない状態でして、今後、USCPAの勉強がガバナンスに役立ってくるかなと思っています。
うちは特に製造業なので、原材料の管理って本当に大事で、日本で売っている製品も海外から輸入していることもあり、海外の方が工場が多いので、本当にガバナンスって大事だと思います。
財務経理をやっていて、上場会社の面白味はなんだと思いますか?
経産省のほうでこれらをまとめるように動いてはいるんですけど、それぞれ微妙に基準が違ったりするので、同じ招集通知と有報と短信といっても作り方が違うので、3回やらないといけないんです。
それぞれどういう基準があって、どこにどういう開示があるのかがわかるので、自分で株を買いたいなと思った時も短信のココを見ればわかるとか、他社比較がすぐにできるようになるんですよ。どこにどういう情報があって、上場しているとどういう情報が取ってこれるかというのがわかると強みになりますね。
予算の管理はどのくらいの頻度でされていますか?
うちは2年位前から四半期ごとにやっていて。。
上場していると業績予想の修正という開示も必要で、予算に対してのズレが何%、売上げ高に対して30%振れたりしたら、重要な情報だから、速やかに開示しなさいというのがあるんですよね。それによって決算を承認するタイミング、、なので決算の稟議を可決した時からカウントして速やかに開示しないといけないんですよ。
やっぱり開示業務は大変ですね。
最近、働き方改革が社内でもすごく言われているんですけどもどうですか?
外に出すっていうのはたとえばどういう仕事ですか?
USCPAに合格して、給料が上がったりしましたか?
海外へ行くには色々な部署を経験してくれと言われて、これを解消するにはどうしたら良いかなと思って、そこでやっぱり体系的な知識を持っていれば、税務の経験がなくてもUSCPAを持っていれば何とかなるだろうと思ってもらえるだろうと。それと海外の現地スタッフが育ってきているので、重要なポジションが現地の人だったりしますけど、そこでもUSCPAを持っていれば舐められずに済むかなと。
そこで対等にやり合うには資格というのはひとつの大きなメッセージと言うか、シグナルになるのかなと思いますよね。
勿論、給料上がると良いですけどね。ただ逆に資格を取って給料が上がるんだったら、もっと受験する人が増えるんじゃないですかね。
少ないほうが良いですもんね。皆が持っているよりも自分だけのほうが(笑)。
今後の目標とか、展望みたいなのはありますか?
それと今日も話が出ましたけども、ガバナンスのところですね。小さな会社をどうマネージメントしていくかというのは非常に大事ですし、貴重な経験だと思っているので、それらをUSCPAで得た知識を元にどういうものが必要かどんどん考えていって、経験も積んでいって、最終的には海外の法人の社長になりたいと思います。
究極的な目標は色々な国へ行って、色々な国に赴任して、その土地で働いたからこそ出来た思い出がほしいと思っています。お金を稼ぐことよりもそこですね。それを経験できる基盤が今の会社にはあると思っているので、そういう形で資格を活かしていきたいと思います。
皆さんも是非、頑張って合格してください。